パナマ戦で初ゴールを決めた藤野あおば(撮影は4月の国際親善試合ポルトガル戦) [写真]=Getty Images
MS&ADカップ2023が14日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)がパナマ女子代表を5-0で下した。試合後、同試合でなでしこジャパン初ゴールを挙げた藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がインタビューに応じた。
FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023前最後の実戦となったパナマ女子代表との一戦で、藤野は右シャドーのポジションで先発出場。序盤から積極的な突破を武器に右からチャンスを演出したが、自身はゴールネットを揺らすには至らない。それでも、2点をリードして迎えた60分には、持ち前のスピードで左サイドを破った宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)が中央へ折り返すと、ニアサイドで植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がスルーし、ボールは藤野の元へ。フリーでのファーストタッチから、右足でゴールネットを揺らした。
試合後、藤野は「クロスの場面で自分にボールが入った時にゴールが見えました。今日はゴールを決めたいと思っていたので、振り切ったシュートがうまく決まって良かったです」とゴールシーンを振り返った。昨年10月からなでしこジャパンのメンバーに名を連ねるようになった藤野にとって、代表出場10試合目にしてこれが嬉しい初ゴールに。「ずっと求めてきたものだったので、決まった瞬間はすごく嬉しかったです」と喜びを露わにした。
その後、なでしこジャパンは長谷川唯(マンチェスター・C/イングランド)と南萌華(ローマ/イタリア)のゴールで5-0と大勝。およそ1週間後に控えたワールドカップに向けて弾みをつけた。藤野は3大会ぶり2度目の優勝を目指すワールドカップに向けて「1試合1試合勝負にこだわって、自分がゴールという形でチームに貢献できるように頑張りたい」と意気込んでいる。
なでしこジャパンはワールドカップでグループCに入っている。22日にザンビア女子代表と、26日にコスタリカ女子代表と、31日にスペイン女子代表と対戦予定だ。
By サッカーキング編集部
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