なでしこが2連勝でGL突破に前進 [写真]=Getty Images
なでしこジャパン(日本女子代表)は26日、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023・グループC第2節でコスタリカ女子代表と対戦した。
開幕節でザンビア女子代表を5-0で撃破したなでしこジャパンの次なる対戦相手は、コスタリカ女子代表。他会場の結果次第ではあるが、勝利すればグループリーグ突破を確定させる可能性がある“重要な一戦”に臨む先発メンバーには、DF熊谷紗希やMF長谷川唯、FW田中美南らが名を連ねた。また、ザンビア戦で2得点を記録したMF宮澤ひなたやDF石川璃音らを外し、MF猶本光やDF三宅史織らを起用。スタメン4名を入れ替えている。
序盤から一進一退の攻防が続くと、最初のチャンスはなでしこジャパンに訪れた。7分、藤野あおばの左コーナーキックを田中美南が頭で合わせる。惜しくも枠を捉えることはできなかったが、これがファーストシュートとなった。さらに11分、再び藤野あおばの左コーナーキックから熊谷紗希がヘディング。今度は相手GKに阻まれたものの、得点の匂いを漂わせた。
15分にも藤野あおばが攻撃のスイッチを入れ、田中美南はポストプレーからスペースにボールを供給。2列目から飛び出した猶本光がボールを受け取り、左足を振り抜く。このシュートは相手GKに弾かれる。こぼれ球に藤野あおばと清水梨紗が反応するも押し込めなかった。
それでも25分、相手を押し込んでいた時間帯に先制に成功した。先程のチャンスと同様に、田中美南のポストプレーに、2列目から猶本光が飛び出す。再び左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。その2分後には、右サイド奥深くでボールを拾った藤野あおばがドリブル突破。ペナルティエリア内に侵入し、最後はゴールのニア側をぶち抜いた。
このまま2-0で前半を折り返すと、後半に入っても、試合の主導権を握るなでしこジャパン。3列目の長谷川唯と林穂之香も積極的にゴールを狙う姿勢を見せるなど、攻勢を強めていく。先発に抜擢された杉田妃和も左サイドで存在感を発揮する。
72分には、途中投入の2選手がチャンスを作る。右サイドに位置する宮澤ひなたのクロスに植木理子が打点の高いヘディングで合わせるも、相手GKにキャッチされてしまう。その後は追加点こそ奪えなかったが、盤石の試合運びで2試合連続のクリーンシート。なでしこジャパンは2-0でコスタリカを撃破し、2連勝で勝ち点6に到達した。これにより、16:30から行われる同グループの『スペイン女子代表vsザンビア女子代表』の一戦で、スペイン女子代表が引き分け以上の結果を収めた場合は、なでしこジャパンのグループリーグ突破が確定する。
なでしこジャパンは次節、日本時間31日の16:00からスペイン女子代表と対戦。試合の模様は「NHK総合」と「FIFA+」で中継・配信される。
【スコア】
日本女子代表 2-0 コスタリカ女子代表
【得点者】
1-0 25分 猶本光(日本女子代表)
2-0 27分 藤野あおば(日本女子代表)
【出場選手】
▼なでしこジャパン(3-4-2-1)
GK:山下杏也加
DF:三宅史織、熊谷紗希(C)、南萌華
MF:清水梨紗(90分 守屋都弥)、長谷川唯、林穂之香(73分 長野風花)、杉田妃和、藤野あおば(58分 宮澤ひなた)、猶本光(73分 清家貴子)
FW:田中美南(58分 植木理子)
By サッカーキング編集部
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