日本代表の主将・熊谷紗希 [写真]=Getty Images
なでしこジャパン(日本女子代表)は22日、アルゼンチン女子代表との国際親善試合に向け、試合会場となる北九州スタジアムで前日練習を行った。
練習後、取材に応じた熊谷紗希は、「オリンピック予選に向けて、自分たちがやるべきことをやことが一番大きなテーマで、自分たちの幅を広げる意味で取り組んでいることがあって、そこに全力でまずぶつかりに行く。それが一番の明日やらなければいけないことだと思うので、全てはオリンピック予選のために、アジアで勝つために、明日いい試合ができればと思っています」と、10月から始まるパリオリンピックのアジア2次予選に向けての大切な強化試合と位置付けた。
東京オリンピックは予選免除だったため、オリンピックのアジア出場枠2枠を争う厳しい予選を経験したことがあるのは、23名中で熊谷とGKの山下杏也加のみ。熊谷自身、オリンピックのアジア予選が「一番難しい戦い」と位置づけている。チームに対してのアプローチについて、「まず、そこで勝つためにやることをやる。そこで勝って、初めてパリが見えてくるので。何より自分たちがフォーカスする場所がアジア予選だというところは、チームとして全員が向いているところなので、改めてしっかりチームとしても向き合うべきところに集中するところは合わせていきたい」と、語気を強めた。
なでしこジャパンはFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023では3バックを採用して、粘り強い守備とソリッドな攻撃でベスト8という成績を残した。一方で、今回の合宿では4-3-3にチャレンジ。熊谷はアンカーとしての起用も想定される。「間違いなくそこに置かれて自分に求められているのは、守備の安定性や、一つ前で潰せるところ、セカンドボールの奪取などになってくるので、自分の良いところとして出していきたいです。一個ポジションが上がっても、やることが大きく変わるとは思わないので、自分にできること、求められてることに全力で取り組みたい」とコメントしている。
ベスト8に終わったFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023後、初となる試合は23日12時キックオフ。テレビ朝日系列、ABEMA、TVerで生中継・配信される。
By サッカーキング編集部
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