[写真]=Getty Images
パリオリンピック2024の戦いを終えたサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が帰国し、取材対応を行った。負傷のためすでにチームから離脱している清水梨紗、マンチェスター・シティへの移籍が発表された藤野あおばを除く全選手が無事に帰国の途についた。
なでしこジャパンを率いる池田太監督は「予定よりも早い帰国となり残念です。選手たちは厳しいグループステージを乗り越え、メダルを目指して戦ってくれました。最後まで戦う姿勢を貫いてくれたことは、本当に頼もしかったです。ハードワークが報われず、帰国したことは残念ですし、悔しい気持ちがあります」と振り返った。
池田監督は2021年10月になでしこジャパンの指揮官に就任し、昨年行われたFIFA女子ワールドカップ、そしてパリ五輪で指揮を執った。出場国数や登録メンバーの人数などレギュレーションの違いはあるものの、結果はともにベスト8。「敗戦の苦さという意味では同じです」と語りつつ、「五輪では中2日で試合が続く中、できたこともあります。選手がタフになり、大会期間中に成長しながらのベスト8でした。これから先も世界のトップにしがみついていくためには、ベスト8からもう一つ先に進む力をつけていかないといけない」と説いた。
気になるのは池田監督の去就問題だ。「まだ試合が終わったばかりで、まずは『お疲れ様でした』という状況なのですぐには……。もちろん契約期間がありますし、今はそれを全うしたという段階」とコメント。佐々木則夫女子委員長も「まずはこれから協会に戻って、これまでの3年間の経過を含めて精査することになります。僕自身がここで何かをジャッジするところまで行っていない」と話した。去就について決断するタイミングは「10月に親善試合があります(10月26日、国立競技場で行われるMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024)。そこまでに必ずというわけではないですけど、ポイントとしてはそこを定めていきたい」と説明している。
By サッカーキング編集部
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