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なでしこジャパンではポジション争いも? 浦和DF高橋はな&遠藤優「切磋琢磨して」

2025.03.27

なでしこジャパンに選出された高橋(左)と遠藤(右)

 日本サッカー協会(JFA)は27日、来月の国際親善試合に向けた日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバーを発表。ニルス・ニールセン監督としては初の日本国内での試合となるが、23名を招集し、9名はWEリーグ在籍選手となった。

 三菱重工浦和レッズレディースからは高橋はな遠藤優、石川璃音が選出となったが、高橋と遠藤が同日に取材対応。ニールセン監督監督就任前の2024年10月の“暫定チーム”でA代表初招集・初出場を飾っていた遠藤は、「初めてなでしこジャパンに選出されたときは、本当にうれしかった気持ちが強くて。一方で新監督が決まっていない状況での選出だったので、少し複雑な気持ちもありました。今回は新監督にしっかり選出していただいて、これはアピールのチャンスだなと思っているので、どんどんアピールして、私の持ち味を出したいです」と意気込む。

 ニールセン監督体制下での連続招集となる高橋は、「最初にできる基準は非常に大切になる」とチーム立ち上げ時から加わることの重要性を説き、「海外でプレーする選手が多い中、求められる基準がすごく上がっていると思うので、私もそこに置いていかれるわけにはいかないですし、ここからワールドカップ、オリンピックに向けて進化していくと思うので、そこの高い基準を作ることは大切」とレベルアップを誓う。

 2025 SheBelileves Cupでは右サイドバックでの起用もあった高橋。遠藤とは今回、ポジションを争う可能性もあるが、「抜群のスピードを持っていますし、フィジカルも兼ね備えている。WEリーグでトップレベルの選手」と遠藤のことを評し、「私自身、いろいろなポジションをやる中で、いろんな選手からいいところを盗みながらやるつもりなので、遠藤選手のいいところも、普段から見ていますし、私の武器になり得る可能性もある。切磋琢磨しながらやれると思うので、楽しみ」と目を輝かせる。

 一方、右サイドバックが“本職”となる遠藤は、「そんなに意識はしていなくて。もちろんはなのいいところもありますし、私にも私のいいところがあると思うので、そこはしっかり区別しながら、自分の中でメリハリをつけてプレーしていけたら」と自身のプレーに集中するとし、浦和ではセンターフォワードも務める高橋については、「アグレッシブに動いてくれる二刀流」と笑顔で例えている。

 2025 SheBelileves Cupに続くコロンビアとの対戦になるが、高橋は「日本の本来の良さである、ボールを保持できるところや俊敏性、切り替えの速さを、世界相手にもチャレンジして、結果で表せたことが得られた一つの成果だと思います。でもそれを見て、世界も研究してくる。だからこそ私たちも進化を止めてはいけないですし、より良くするために、新しい選手たちとも一緒に積み上げてきるように、いろいろな刺激がこれから増えていくと思うので、自分もしっかり受け入れて、よりよく積み上げたい」と意気込み、ニールセン監督下で初の活動となる遠藤は、「どんな形であれ、起用されたとしたら、持ち味であるスピードやオーバーラップとかを生かして、前への推進力をアピールできたら」と、自身のストロングポイントを主張していきたいと続けている。

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By 小松春生

Web『サッカーキング』編集長

1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。イギリスと⚽️サッカーと🎤音楽と🤼‍♂️プロレスが好き

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