先制点を挙げた谷川萌々子 [写真]=金田慎平
MS&ADカップ2025が29日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とカナダ女子代表が対戦した。
なでしこジャパンにとっては年内最後の公式戦。最初の決定機は8分、藤野あおばがカットインからミドルシュートを放つ。ゴール右上を狙った鋭い一撃はクロスバーを叩き、惜しくもゴールには至らない。
43分、なでしこジャパンが先制に成功する。高橋はなのクロスを田中美南が頭で折り返すと、ゴール前で待ち構えていた谷川萌々子が左足で冷静に流し込んだ。
1点で折り返したなでしこジャパンは、51分にリードを広げる。前線の連動したプレスで相手GKを追い込み、田中美南がボールを奪う。田中はそのまま落ち着いて無人のゴールへ流し込んだ。
なでしこジャパンは68分に3点目を奪う。長野風花が敵陣でボールを奪ってカウンターを展開。松窪真心を経由して、ペナルティエリア左のポケットに侵入した谷川にボール側たる。谷川はペナルティエリア左からグラウンダーで折り返し、ボックス中央の藤野が押し込んだ。クラブでも好調を維持する谷川は1ゴール1アシストを記録した。
終盤はピンチも複数訪れたが、守屋都弥や古賀塔子が体を張った守備でクリーンシートを達成。なでしこジャパンは3-0で勝利した。7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権のチャイニーズタイペイ戦以来、5試合ぶりの白星を挙げた。
なでしこジャパンとカナダ女子代表は12月2日(火)にも対戦を予定。同日、14時から『トランスコスモススタジアム長崎』で一般公開のトレーニングマッチを行う(※国際Aマッチ扱い)。
【スコア】
日本女子代表 3-0 カナダ女子代表
By サッカーキング編集部
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