日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が、日本代表選手の評価を明かした。母国イタリアの『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』紙のインタビューで語った。
2010年8月31日に就任したザッケローニ監督は、「日本人選手は、ユーティリティの才能を持っている。ナガトモを見れば一目瞭然だ」とコメント。インテルの日本代表DF長友佑都を例にあげて、日本人選手の能力の高さを説明した。
「彼は左サイドバックなのか、右サイドバックなのか、誰にも分からないほど。インテルの(ヴァルテル)マッツァーリ監督は、ナガトモを非常に上手く使いこなしているが、サポーターに見下されることがある。サンシーロでの試合を見たが、ナガトモは1人でチームを支えていたよ」
続けて、周囲の日本人選手への評価にも言及。「しかし、ナガトモがボールの扱いを誤ると、観衆は大きなブーイングをする。日本人選手は多少、過小評価されている。彼らは、技術があり、規律や集団行動を重んじるにも関わらずだ」とコメントし、自身の評価とのギャップからなる不満も垣間見せた。