昨年11のベルギー戦で円陣を組む日本代表 [写真]=Getty Images
3月5日のニュージーランド戦に臨む、日本代表のメンバーが発表された。アルベルト・ザッケローニ監督の記者会見で印象的だったのは、『競争』というキーワードがたくさん出てきたこと。
何の気なしにメンバーを見れば、けがで招集を見送られた長谷部誠と内田篤人のポジション以外にはそれほど変化がない。なにせ4カ月ぶりの代表戦なので、まずはチーム戦術を復習すること、クオリティーが落ちていないかをチェックすることに重点が置かれるのは当然だろう。現実的には9割近くのメンバーはすでに決まっており、バックアッパーは誰か主力選手にアクシデントがあったときのみ。
また、これまでに全く招集されていない選手が、本番のメンバーに名を連ねる可能性は極めて低くなった。この状況で『競争』と言ったところで、白々しく感じられても不思議はないが…。ただし、ザックは次のように競争についての解釈を述べている。
「サッカーは競争がなければ成り立たないと思います。相手との争いもあるし、チーム内のポジション争いもある。競争が活性化されていくことが好ましいと思っていますし、そういうことが起きてくれれば嬉しい」
サッカーは競争がなければ成り立たない。「相手との争い」というのは、本田圭佑、香川真司といったレギュラー組に当てはまる『競争』だろう。今回のニュージーランド戦の招集では、ワールドカップ本番の戦い方についてもミーティングが行われるようだ。もしかしたら、ニュージーランド戦でもその一部をこっそりと試すかもしれない。そういう意味では、不動のレギュラー組にとっても競争となる試合だ。
一方、「チーム内のポジション争い」というのは、齋藤学や青山敏弘、駒野友一など当落線上の選手に当てはまる『競争』だろう。それぞれ相手は違っても、ザックは全員に『競争すること』を求めている。
ザックが競争の看板を下げないのは、チームの自然劣化を防ぐためだろう。サッカーチームは生き物だ。たとえ今は素晴らしいクオリティーでも、時間と共にさびが出て、フィジカルが衰えたり、モチベーションが衰えたり、あるいは誰かがチームメートの奥さんと不倫をして信頼にひびが入ったりと…(日本代表では起こりそうにもないが)。
とにかく、明日、何が起こるかわからないのが人間というものだ。『競争』という酸化防止剤をチームに入れておくのは、ブラジルへ行ったとき、最高のコンディションでザックジャパンのフタを開けるために他ならない。
仮に、「自分は当落線上にすら入っていない」と考える選手がいたとしても、決して例外ではない。すでにブラジル・ワールドカップ以降の日本代表入りを意識して、Jリーグ開幕を迎える選手もいると伝え聞く。それもひとつの考えだろう。
競う相手や、目標は違っても、これから数カ月は『日本サッカー大競争時代』へ突入。そのまま6月を迎えられたら最高だ。
文=清水英斗
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