日本代表MF本田圭佑が、日本代表応援プロジェクト「夢を力に 2014」の特設サイトで、夢について、自身の考えを語った。
同プロジェクトは、日本代表の監督や選手達とサポーターらが繋がり、夢を力に変えて生きていく素晴らしさを日本中に広げていくという活動。本田は公開された動画インタビュー内で、現在の夢について、かねてから公言しているように「ワールドカップで優勝」と明かした。
本田はこれまでにもっとも挫折感を味わった経験である「ガンバ大阪のジュニアユースからユースに上がれなかった」という中学校3年生当時を振り返り、「そのときは夢の存在は確かに僕にとって大きかったかもしれない」とコメント。「ブレそうなときも夢があったから、小学校高学年のときに自分が立てた夢(ヨーロッパでプレーして、ワールドカップで優勝)があったから、呪文のように唱えていましたね。『大丈夫、大丈夫。自分ならやれるんだ』というように、困ったときほどそれに頼っていた」と語った。
「代表では、ワールドカップというものが一番すごい大会だと思うし、そこで優勝することが小さい頃からの夢」という思いについては、「大きくなったら、丸くなって現実を見始めるかなと思ったんですけど、僕の場合は不思議にそういうことはなくて、いよいよ迫ったワールドカップなんですけど、気持ちがどんどん強くなって本当に実現したいと願うようになってきました」と続け、夢への不変の思いを明かした。
本田は自身にとっての夢を「エネルギー」と表現。「エネルギーがないと人は生きられないと思うので、睡眠とか食事とか本能にあるものもそうだと思うんですけど、それとは違い、理性で自分が立てた夢。それが僕にとっては本能とは別で、なくてはならないような存在になっているので。いつでも自分に与えてくれるエネルギーかなと思っている」と、夢の持つ比重の大きさをうかがわせた。
「夢を力に 2014」特設サイトでは、本田自身のターニングポイントや夢を実現するために重要だと思うことも明かされ、他の日本代表選手も夢についてそれぞれの思いを語っている。