日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は12日、ブラジル・ワールドカップに臨む代表メンバー23名を発表した。
ジュビロ磐田から唯一選出されたDF伊野波雅彦は12日、クラブを通して次のようにコメントをしている。
「小さい頃から夢だったW杯で、初出場する権利をもらい、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。本当にプロになってからいろんなクラブを渡り歩いてきて、そのチームで様々な方と出会い、今自分がここに入れることをすごく感謝しています。この伝統のあるジュビロ磐田でW杯に出場できるということは非常に光栄です。ジュビロから毎回W杯に出場しているという意味でも自分が次の世代につなげることができればと思います。本当に、今まで携わったチーム、関係者、全ての方に感謝したいと思います」
――代表に選出された嬉しい気持ちもあると思いますが、同時にやはりこれから戦っていかないといけないという気持ちもありますか?
「もちろん選ばれたからには今後、見る目がさらに厳しくなると思いますし、入ったから満足ということでは済まされない立場だと思います。ここから1カ月しっかり準備し、選んでもらった分いいプレーができるようにしていきたいです。そういった覚悟でいます」
――本日の発表はいつ、どのような状況で耳にしたのでしょうか?
「家で見てました。自分が入っても入っていなくても悔いはなかったですし、今までの経験を含め監督に感謝しています。嬉しかったですが、そういった気持ちもありました」
――どういったプレーで日本代表に貢献したいですか?
「センターバックを含め、サイドバック、3バックになった時のポジションだったり、もちろんスタメンを目指しますが、チームがどういう状態になっても対応できるように準備していく必要があると思います」
――中学時代にブラジルにサッカー留学していたと思いますが、改めてブラジルに対する思いは?
「中学時代に初めてブラジルへ行きました。それまで本気でプロになろうとは思っていなかったのですが、初めてブラジルへ行き、マラカナンスタジアムでフラメンゴとボタフォゴの試合を観客として見ました。その試合に10万人近くのサポーターの方たちが来ていて、そこで初めて本気でプロになりたいと思いました。その舞台に立てるかどうかはまだわかりませんが、そこに戻れるということは自分の中でも何かの縁だと思っていますし、自分の中ではすごく価値がある場所と言うか、人生を変えてくれた場所でもあるので、そこで自分の力を発揮できるように頑張りたいと思います」
――メンバー入りを受け、どなたかに喜びを報告されましたか?
「メールをたくさんいただいたのですが、まだ返信していない状況です(苦笑)これからしっかりと返信したいと思います」