記者団の取材に応じた内田篤人(中央) [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は現地時間5月31日、アメリカのタンパで、合宿2日日の練習を実施した。
記者団の取材に応じたDF内田篤人は、「右と左(サイド)が同じ要領で攻めることがバランスが良いとは思っていないし、左に偏ることがチームのバランスなら、そうなんだと思います。こっちはなるべく、2タッチや1タッチで(パスを)繋いで、向こう(左サイド)は、ボールを持ちたい人に持ってもらって、取られたらこっちは戻ります。前の選手には好きにやってほしいし、カバーはいくらでもするので。そのかわり、しっかりやってもらいたいです。戻るのは俺です」と、両サイドのバランスについて言及した。
5月27日のキプロス戦では、思いきった攻撃参加から決勝点を挙げたが、内田はワールドカップ本大会でのプレーを展望して、「どうですかね、そこは難しいかもしれないですね。ある程度、時間も少なかったし。試合前に、本当に点を取ってベンチに行こうと思っていたので。変な話、点を取りにいったから(あのようなプレーになった)」と、話し、「ワールドカップは堅いからね。チャンピオンズリーグよりも。なんかちょっとこう、堅いじゃん」と、ワールドカップの印象を独特の言い回しで表現した。
そして、相手のプレス回避について問われ、「どこの国もチームも、ボールの追い方や取り方というのは、サイドバックに(パスを)出させて、そこへ皆で(プレスに)行こうというのが主流かな、今のサッカーは。そこで簡単に取られるようなサイドバックではちょっときつい」と、サイドバックに求められる能力を語り、「試合運びというか、ガンガン縦に行くだけだと、自分のスペースを空けちゃう、というような。前に行って、後ろを空けて戻れないというのはちょっと違うかなと、自分の中では考えている。ゴールからどれだけ遠い位置でもらっても、自分と一緒にボールを運びながら前に行ける選手というのは、確実性があって良い」と、コメントした。
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