逆転ゴールを決めた香川真司 [写真]=Getty Images
国際親善試合が2日に行われ、日本代表とコスタリカ代表が対戦した。
ブラジル・ワールドカップの開幕を控え、本大会に出場するチーム同士の対戦となった。日本は本田圭佑、香川真司に加え、大迫勇也と大久保嘉人が前線に名を連ねた。ボランチには山口蛍と青山敏弘、DFラインは右から内田篤人、森重真人、吉田麻也、今野泰幸の並びとなり、GK川島永嗣がゴールマウスを守る。キャプテンマークは本田が巻いた。
試合は立ち上がりからゴール前での攻防を見せる。開始50秒、コスタリカは右サイドの浅い位置でFKを得ると、ゴール前に送ったボールのクリアが小さくなったところを、ブライアン・ルイスがミドルシュートを放つが、枠の右へ外れる。直後に日本は大久保がゴール前でボールを受け、シュートを打つがクロスバーを越えた。3分には、コスタリカが右サイドのクロスから、最後はイェルツィン・テヘダがグラウンダーのミドルシュート。ゴール右を捉えたが川島が好セーブを見せた。
日本は11分、ペナルティエリア内右で香川がクロスを送ると、大迫がDFの前に入り、ヘディングシュートをしたが、枠の上だった。14分にもゴール正面から香川がミドルシュートを打つが外れた。
23分、日本は青山の縦パスをDFの間で受けた大迫のシュートが右ポストをヒット。判定もオフサイドとなった。25分には、大久保の左足のシュートがゴール右へ飛ぶが、コスタリカGKケイラー・ナバスが防いだ。2分後にはゴール正面で本田が右サイドからのパスを受け、飛び出したGKナバスをかわしたが、DFの寄せでシュートは打てず。直後のプレーでは青山のパスを大迫が落とし、山口がエリア内でシュートしたが、GKナバスの正面を突いた。
迎えた31分、コスタリカは左サイドでジュニオール・ディアスが抜け出すと、低いクロスをブライアン・ルイスが押し込み、先制に成功する。日本は41分、香川が左サイドから中央へドリブルで持ち上がり、右足のシュートを打つが、力なくGKナバスの手に収まった。
44分、コスタリカは日本DFラインの裏にボールを送ると、飛び出したGK川島がペナルティエリア外でヘディングでクリア。こぼれ球を拾い、右サイドに流れていたジョエル・キャンベルのクロスをルイスがヘディングで合わせたが、ゴール左へ外れた。前半はコスタリカの1点リードで折り返す。
ハーフタイム、日本代表は大久保と青山を下げ、岡崎慎司と遠藤を投入。後半立ち上がりに日本は岡崎が右サイド深い位置まで侵入すると、マイナスのボールに香川が本田と重なりながら合わせたが、GKナバスがブロック。さらにこぼれ球を大迫がシュートするが、枠を捉えられなかった。
57分、カウンターからコスタリカはキャンベルがエリア内右でシュートしたが、GK川島が抑えた。60分、日本は左サイドの浅い位置から香川が逆サイドへ展開。ファーサイドで受けた本田が中央にグラウンダーのパスを出すと、内田がスルーし、遠藤がゴール左へ決め、同点とする。直後に日本は今野に代え長友がピッチへ。
コスタリカは69分、左サイドからのクロスにクリスティアン・ボラーニョスがヘディングで合わせたが、川島がセーブ。日本は内田に代わり酒井宏樹、大迫に代わり柿谷曜一朗が相次いで投入される。
80分、日本は香川がドリブルで持ち上がると、柿谷とワンツー。エリア内で飛び出したGKナバスの位置を見つつ、ゴール右へ流し込み、逆転に成功する。88分、日本は香川が前線でボールキープからつぶれ、柿谷がこぼれ球をシュートするが、わずかに枠の右へ外れた。後半アディショナルタイムには柿谷が試合を決定づける得点を獲得。試合はそのまま終了し、日本が3-1で勝利した。
日本は6日にザンビアと親善試合を行い、本大会を迎える。
【スコア】
日本 3-1 コスタリカ
【得点者】
0-1 31分 ブライアン・ルイス(コスタリカ)
1-1 60分 遠藤保仁(日本)
2-1 80分 香川真司(日本)
3-1 92分 柿谷曜一朗(日本)
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