ギリシャ戦で選手に指示を出す日本代表ザッケローニ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が19日に行われ、グループCでは日本代表とギリシャ代表が対戦し、0-0で引き分けに終わった。
試合後、日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督が記者会見に応じている。
同試合は「勝つべき試合だった」とのコメントから始めたザッケローニ監督は、まずギリシャ代表を相手に、「両サイドから動きを早くし攻撃しようと考えていた」と狙いを明言した。
そして試合全体については、以下のように振り返った。
「結果としてある程度(サイド攻撃が)でき、イニシアチブをとれていた。前半は、チャンスをつくれたし、ゴールを狙えていた。60パーセントから70パーセントのボール支配率があったが、最後のスピードが足りなかった。もう少しボールを速く回せば、相手を崩すことができたと思う。だが相手は守備が固く、フィジカルでも負けていた。後半はもう少しサイドから攻撃したかった」
「私たちは間違いをしたとは思わない。ドローを望んでいなかったし、攻撃を続けようと思った。大久保、岡崎、大迫はクラブでもセンターフォワードとしてプレーしている選手だし、本田も前回大会でフォワードとしてプレーしていた。だから攻撃的に行っていたと思う」
「今まで技術やスピードを活かすプレーをしてきて、良い成果がでていた。戦い方を最後にいろいろ変えるのは良くない。時間をかけて準備すべきだ。スピードを上げてプレーする勇気が大事だったが、望むようなスピードではなく、発揮できていなかった」
「数的有利な状況で、ボール回しのスピードがあればスペースができ、勝利に繋がったと思う。そういった戦い方で、香川が活きてくる。なので、遠藤を入れて、ボール回しのスピードを上げたかった」
また香川真司を先発から外した理由を問われると、「技術的な理由ではなく、戦術的な理由で外した。サイドからの攻撃で、相手を疲れさせたかった。そしてギリシャの守備を広げたかった。香川はサイドでもプレーできるが、中央でプレーする選手だから」と説明した。
そして交代枠を1枚残したことについて訊かれると、「青山を考えたが、青山を入れると、高めのポジションをとっていた吉田が下がらないといけなかった。サイドの長友と内田が良かったので、吉田のフィジカル面を考えて青山を入れなかった」と答えている。
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