代表定着に向けMF柴崎岳「最終的に90分間できる選手になりたい」

柴崎岳

日本代表DF長友佑都(左)と同MF柴崎岳(右)[写真]=兼子愼一郎

 日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2014に向けた合宿2日目の練習を行った。

 練習後、記者団の取材に応じた鹿島アントラーズ所属のMF柴崎岳は、ハビエル・アギーレ新監督の印象を問われ、「すごい気の良い人だなと。ちょっと堅い人かなと思ったけど、すごいフランクに言ってくれる人だし、良い印象はありますけどね」と答えた。

 柴崎は久々の代表招集となるが、海外組との練習について「やっぱり基本的にパスのスピードは違いますし、プレッシングのスピードも、意識も違います」と自身が体感した違いを語ると、「特に感じたのはプレー中のスピードがやはり日本の選手とは違うなとは感じますし、海外でやっている選手はそういうことが染みついているなと思うので、僕もそこに慣れていかないといけないと思います」とコメント。課題を1日ずつクリアしていきたいと、意欲を見せた。

 アギーレ監督は今回の招集に関して、90分間走って戦える選手を選んだと公言している。柴崎は、「もちろん90分間いつもマックスでやれるわけではないのでバランスを取りながらという部分がある」と前置きした上で、「最後まで出し尽くすという部分に関しては、もちろんやりたいと思う。チームがきつい時も振り絞って、攻守においてプレーしたいという精神力のようなものは持ちたい。最初は半分だったり60分だとしても、最終的に徐々に90分間できる選手になれればいいなと思います」と力強く語った。

 さらに代表メンバー定着に向けては、「僕自身は、今は日本代表という枠組みの中で海外でプレーしている選手と練習したり、一緒にチームでやれていることによって成長できると思っているし、僕自身は一気にステップアップするとは考えていないので、一歩ずつやりたいなと思います。今の環境に慣れて適応できて、自分のプレーがさらにそういった試合で出せるようになったときに、次のステップを考えたい。今は目の前のことをしっかりやりたいと思います」との考えを明かし、まずはウルグアイ戦で自分自身のプレーをしっかり出していきたいと意気込んだ。

 アギーレ新体制の日本代表は、5日に札幌ドームでウルグアイ代表との初陣に臨み、9日に横浜国際総合競技場でベネズエラ代表と対戦する。

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