ミランに所属する日本代表MF本田圭佑が、家電メーカー「ブラウン」とチャリティーを行っているミラン財団の共同プロジェクト立ち上げのためクラブオフィスなどが入る「カーザ・ミラン」で行われたイベントに出席した。
現在ミランは3試合リーグ戦で勝利が無い。「次の試合はミランの価値を見せなければなりません。ベストの解決方法を見つけなければ。プロジェクトはしっかりしているし、やり遂げられると思います」と話した本田は、その状況について具体的に、「チャンスを作れていません。過密日程でフィジカルコンディションを作るのが簡単ではありませんでした。プロジェクトに沿って、もっとトレーニングを積んでいかなければなりません」とコメントすると、「次の試合に向け、集中しています。(次戦の相手サンプドリアは)楽な相手ではありませんが、セリエAに楽な相手はいませんので」と気を引き締めた。
本田自身は今シーズン、リーグ戦10試合でチームトップの6得点と目に見える結果を残している。昨シーズンはシーズン途中の1月にミランへ加入し、適応に苦しんだ本田だが、「何も変わっていません。今季は監督やチームメイトの助けがあって得点できました。このままキープして、毎日しっかりと練習するだけです。本田はゴールできるんだというところを見せたいですね」と意気込む。
自宅でもトレーニングをしているのか問われると、「プライベートについては答えられません」と笑った本田。今回の共同プロジェクトのタイトルが、『リスペッタ・イル・ミオ・スティレ(私のスタイル、やり方をリスペクトして)』ということで、「あなたにとっての『リスペクト』は?」と質問されると、「難しい質問ですね」と前置きしつつ、「子供の頃から他と違う、オリジナルで自分らしくあるよう心掛けてきました。僕たちにはそれぞれのスタイルがあり、同じチームでプレーしています」とコメントしている。
本田は会見終盤にはイタリア語も披露し、同僚らとのコミュニケーションについてなどにも触れている。