日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督が27日、都内で記者会見を行い、自身がスペインのレアル・サラゴサを率いていた2011年にあったとされる八百長問題について言及した。
12月、スペインの検察から八百長問題に関与した疑いで告発をされたアギーレ監督。告発後、初めて公の場に登場し、同問題について触れた。「本日まで発言することがなかったのは、正式なものがなかった。訴状が提出されたので、意見を述べたい」と口を開くと、「1月に調査が行われると思う。証言が随時行われ、それを受けて裁判が行われるかは裁判所が決める。本格的な調査がどれくらいの期間になるかは誰も分からない。調査が終わったところで裁判になるかは、分からない」と裁判の行方について言及。
「私はスペインの正直さとクリーンな部分を信じている。12年間スペインにいたが倫理やプロフェッショナリズムに反するものは認知していない。試合に勝つ唯一の方法は努力のみで、誰にもプレゼントされていないし、望んでいない。スペイン当局に協力し、最後まで見守りたい」と八百長の嫌疑を否定し、「サポートを表明してくれた選手や関係者、家族、友人に感謝したい。サポーターには落ち着いてくれとお願いしたい。サポーターの力がアジアカップ連覇に必要」とメッセージも送っている。
入金の事実があったのかを問われた際は、「プロサッカーに関わり39年。この39年で汚点は全くありません」と潔白を主張している。