ニューカッスルで最終調整を行う日本代表DF吉田麻也 [写真]=Getty Images
12日の2015年アジアカップ(オーストラリア)初戦・パレスチナ戦を控え、9日から試合会場のニューカッスルで最終調整に入っている日本代表。試合2日前の10日は再び暑さの厳しい午前中の10時半から市内のグラウンドでトレーニングを実施した。本番直前ということで戦術的な内容が多いと思われたが、9対2、8対2のボール回し、4対4のフットバレーなど選手たちも意外に感じるほどの軽い内容だった。岡崎慎司(マインツ)も「僕らもびっくりした」と驚きを口にしたが、その一方で「ああ、もう試合始まるんやなという感じ」と連覇のかかる大舞台が刻一刻と近づていることを実感しつつあるようだ。
練習中には香川真司(ドルトムント)がフットバレーの途中で練習を切り上げるアクシデントもあったが、左ひじを打っただけでプレーには何の支障もないという。彼らが一足先に練習を終えた後、遠藤保仁(ガンバ大阪)と本田圭佑(ミラン)に交じって、センターバックの吉田麻也(サウサンプトン)が30分もFK練習に取り組むサプライズもあった。
本人は「意味はないです。その件に関しては記事にしないでください」と苦笑していたが、ハビエル・アギーレ監督率いる現体制になってからは、岡崎がCKを蹴ったりと多くの選手が違った役割にチャレンジしている。名古屋グランパスU-18時代は主にボランチでプレーしていた吉田はキック力に定評があるため、ひょっとすればひょっとするかもしれない。本番の動向に注目したい。
その吉田は、2011年カタール大会で代表レギュラーをつかみ、一気にここまで駆け上がってきた。当時は英語ができるということで地元メディアにインタビューを申し込まれ、最後に「フー・アー・ユー(あなたは誰?)」と聞かれるほど知名度が低かったが、VVVフェンロからサウサンプトンへ移籍したことで、アジアを代表するDFと位置づけられるようになった。そういう流れを踏まえると、吉田は2度目のアジアカップで自身の明確な進化を示す必要がある。
「この大会は基本的には僕らがボールを持つ時間が長くなると思う。特に中東のチームは引いてブロックを作ってくるし、カウンターで前線に非常に能力のある選手を揃えているので、そのあたりのリスクマネジメントをしっかりしないと。攻めている時こそしっかり守備をオーガナイズして、相手のカウンターの芽をしっかりつぶしていけるようにしたいと思います」
「今回は(昌子)源(鹿島アントラーズ)とかナオ(植田直通・鹿島)とか若い選手が入ってきてる。そういう選手たちがこれから出てこなければいけないですし、僕も競争に勝っていかないといけない。前回大会やワールドカップ、コンフェデといった大きな大会を経験している選手たち、特に僕は後ろの選手なんで後ろからチームを支えていけるようにしたいです」と、吉田は自分の役割をしっかりと頭の中で描いているようだ。
吉田といえば、カタール大会初戦・ヨルダン戦での劇的同点弾、2014年ブラジル・ワールドカップアジア3次予選初戦・北朝鮮戦(埼玉)の決勝弾など、ビッグトーナメントの最初のゴールに縁がある。今回のパレスチナ戦もそういう期待は大いに高まるところ。「それよりもまずはしっかりと守備でいい形で入ること。それがチームが安定して試合に挑めるカギになると思う。守備の面でしっかり安定したパフォーマンスを出したい」と本人はあくまで謙虚な口ぶりを崩さなかったが、お祭り男は虎視眈々とインパクトに残るゴールを狙っているに違いない。
文=元川悦子
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