香川復活を信じる乾貴士「得点も時間の問題。気にすることも無い」

　アジアカップを戦う日本代表は15日、イラク代表戦を前にブリスベンで前日練習を行った。練習後、フランクフルト所属のMF乾貴士が記者団の取材に応えている。

　イラク代表の印象については乾は、「クオリティはありますし、かなりいいチームなので、厳しい戦いになると思います」と、グループ最大の難敵に警戒を強めた。イラク代表の武器でもある、素早いプレッシングについては「そこをどうかいくぐって攻めるか」と、「いかにカウンターを食らわないようにするか」という2点をポイントとして挙げ、対策を練っている模様。

　ハビエル・アギーレ監督就任以降、いまだ得点の無いMF香川真司については、「1つ後ろのポジションですし、難しい部分も出てくる」と、中盤での起用に苦戦する香川を案じたが、「真司はつねに前に来てますし、（得点も）時間の問題だと思うので、気にすることもないと思います」と、心配する必要は無いと語った。

　一方、香川とはセレッソ大阪でともにプレーしていたこともあり、「アシストできたり、いい形を作れたり、あいつ（香川）が点を取ってくれたらまた勢いに乗れると思いますし、チームにもプラスになってくると思います」と語り、香川復活の手助けをしたいという思いを明かしている。

　続けて「もちろん（香川）真司だけじゃないですけど、オカちゃん（岡崎慎司）も（本田）圭佑君もね」と、自らのプレーで香川ら攻撃陣の活性化を図る意向を示し、「いろんな選手が点を取れればもちろんいいと思いますし、いろんな形があればいいと思うし、そこも時間の問題だと思います」と、どこからでも点を取れるチームになることで、日本代表が次のステージに進めると主張した。

　日本代表は、12日に行われた初戦のパレスチナ代表戦で4－0と勝利。16日にイラク代表、20日にヨルダン代表とそれぞれ対戦する。