アジアカップ準々決勝が23日に行われ、日本代表はUAE代表と対戦した。立ち上がりの7分に先制を許した日本代表は、81分に途中出場の柴崎岳が同点ゴールをマーク。勝ち越せずに延長戦に突入すると、1-1のまま120分を終え、PK戦で4-5と敗れた。
試合後、FC東京に所属するDF森重真人が記者団の取材に応えている。
中2日の疲労が残る前半の立ち上がりに、今大会初失点を喫してしまったことについて「前半の最初は特に相手の方がよかった」と、序盤は相手の勢いを感じていた様子。その中で「何でもない縦パス1本での失点だったので、そこは反省しないといけない」と、一瞬の集中力の欠如から失点したことを悔やんだ。
続けて「自分と(吉田)麻也の間で、自分も後ろに相手選手を置いていたんで、麻也が見るのであれば、しっかり麻也が選手につくように、自分が見るのであれば自分がバックステップを踏んで、相手を視野に入れる対応ができればよかったのかなと思います」と、自身とDF吉田麻也が、お互いに中途半端な対応をしてしまったことを反省点として挙げている。
一方で「それ以上に、自分も含めてチャンスはあったと思うし、それを決めきれない自分たちの弱さだったり、足りないところがあった」と、チャンスを生かしきれない点が大きかったとし、「特に後半からはずっと自分たちが攻撃で、相手はサンドバック状態だったと思うので、そこで延長戦も含めて2点目を取りに行けなかったというのが反省すべきところ」と、改めてチーム全体の決定力不足を嘆いた。
また「PKのところは何も語ることはない」と、PK戦でシュートを外してしまったFW本田圭佑やMF香川真司を擁護している。