日本サッカー協会は3日、日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督との契約を解除したことを発表した。
『サッカーキング』では、アギーレ監督の契約解除を受け、サッカー解説者のセルジオ越後氏に話をうかがった。
セルジオ氏は、「しっくりこないね。現地や日本のメディアで告発受理が報じられてから、協会が受理の確認をできるまで、半月くらいずれている。この間にイメージはどんどん悪くなった。アギーレ監督がスペインに帰ってから発表したのもちょっとね。急いで帰したようにも見えたね」と、八百長問題の告発受理が確認できたことの遅さなど、協会の対応に苦言。
また、「ワールドカップから精査せずに急いで後任を決めたツケが回ったんじゃないかな。大きな損害となった責任は誰が、どうとるのか。普通の企業なら会長や関係者は責任を取るよね。国内の責任問題をしっかり検証しないと。ガラス張りになることを望んでいるよ。メディアも会長などの責任を厳しく追及しているところは、ほとんどなかった」と、責任問題についても触れた。
最後に「日本サッカー界という船が今、大きく揺れている。2015年のサッカー界はこれからどうなってしまうんだろうね」と危惧している。