FOLLOW US

W杯予選がいよいよスタート…ハリルホジッチの思い描く未来図は如何に

2015.05.31

日本代表を率いるハリルホジッチ監督 [写真]=兼子愼一郎

文=戸塚啓

 6月開幕のロシア・ワールドカップアジア2次予選へ向けて、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は6月1日に日本代表のメンバーを発表する。

 すでにリーグ戦が終了した海外組は、発表当日から自主トレをスタートさせる。国内組は6月7日のJ1リーグ終了後になる。全員が揃っての合宿は、翌8日からだろう。いつもどおりの準備をするのであれば、招集メンバーは23人になるはずだ。GKの3人とフィールドプレーヤー20人の組み合わせである。6月11日のイラクとの親善試合でチームのコンセプトを確認し、5日後の16日にシンガポールを迎え撃つというのが、標準的なスケジュールだ。

 違う時間の使い方を、探ってもいい。

 シンガポール戦の勝利から逆算したプログラムと、より大きなグループでの強化を並行して進めるのだ。国内から28人の選手を集めた過日のトレーニングキャンプの規模でも、シンガポール戦に向けた準備に支障はないと考える。

 たとえば、フィールドプレーヤーだけで30人を集め、イラク戦とシンガポール戦の当日に練習試合を行う。スタッフの負担は大きくなる。だが、シンガポールとの力関係を考えれば、多少の無理は許容できる。

 毎日のミーティングには全員が参加する。イラク戦の成果とシンガポール戦への課題をより多くの選手が共有するのは、ハリルホジッチ監督のチーム作りをスピードアップさせる。23人以上の選手を招集するのが難しければ、イラク戦後のミーティングだけでも数多くの選手を呼び集める、というのはどうだろう。

 たった1日の招集、それも「ミーティングだけに参加してほしい」などと言えば、Jクラブから反発の声が上がるかもしれない。間違いなく上がるだろう。ここで重みを持つのが、5月中旬の短期合宿だ。参加した選手のほとんどが「ハリルホジッチ監督から刺激をもらった」と話しているのは、見落としてはいけない事実である。

 日本はブラジルW杯でグループステージ敗退に終わり、1月のアジアカップでもベスト8で散った。しかも、2018年のロシアへ向けたチーム作りで、ライバルに遅れを取っている。そうしたなかで世界のトップクラスに割り込んでいくには、「いつもどおり」では物足りない。チーム作りを加速させる可能性があることなら、これまでの考えにとらわれずにトライしていくべきである。

 メンバー選考はどうだろうか。

 ここまでの選考で、サプライズは少ない。Jリーグでほとんど実績のなかった皆川佑介サンフレッチェ広島)や酒井達弥(当時サガン鳥栖、現松本山雅FC)を招集したハビエル・アギーレ前監督に比べると、選手の把握は早い印象がある。チャレンジ色の強い招集を避けているとも言えるが、そこには時間の無さが関係しているはずだ。
 サプライズと呼べる招集があるとすれば、過日のトレーニングキャンプに招集した杉本健勇川崎フロンターレ)と浅野拓磨(広島)だろうか。交代カードとしての出場が多いなかで、代表候補に選出された。

 それぞれに特徴はある。杉本は高さがあり、それでいてボールタッチが柔らかい。浅野はスピードとパンチ力のあるシュートを兼備する。

 最初のコンセプトとして掲げた「タテへの速さ」と「ボール際の強さ」を満たしつつ、日本人らしさをしっかりと打ち出せるサッカーに、日本代表の未来はある。6月1日に発表されるメンバーから、ハリルホジッチ監督の思い描く未来図が浮き彫りになるはずだ。

【PR】「ABEMA de DAZN」で
日本代表戦を楽しもう!

ABEMA de DAZN

「ABEMA de DAZN」は、ABEMAでDAZNスタンダードのコンテンツ(※)が視聴できるプラン。 Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどすべてのDAZNスタンダードコンテンツがABEMAで楽しめる。

さらにW杯アジア予選は日本戦全試合を配信。特にアウェイゲームはDAZN独占配信のためお見逃しなく。

月額プランは4,200円(税込)、年間プランなら32,000円(税込)で月あたり2,667円(税込)とお得だ!

※プロ野球、DAZN LINEAR、追加有料コンテンツ(ペイ・パー・ビュー)は対象外。

  1. 「ABEMA de DAZN」の年間プランなら月あたり2,667円(税込)でお得!
  2. W杯アジア予選、Jリーグ、ラ・リーガ、セリエAなどコンテンツが盛りだくさん!
  3. コメントしながらのライブ観戦追っかけ再生見逃し配信など楽しみ方も充実!

【PR】アウェイはDAZN独占配信!
アジア予選観るならお得なDMM×DAZNホーダイ!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZNスタンダードをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZNスタンダード月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

W杯アジア最終予選の日本代表戦は全試合配信。アウェイ戦はDAZN独占配信のため、本サービスを契約して日本の勇姿を見届けよう!

  1. 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
  2. W杯アジア最終予選Jリーグをはじめとする様々なスポーツ、アニメ・エンタメが見放題!
  3. 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

SHARE

SOCCERKING VIDEO