イラク戦で得点を挙げた原口元気 [写真]=Getty Images
文=元川悦子
本田圭佑(ミラン)、槙野智章(浦和レッズ)、岡崎慎司(マインツ)、原口元気(ヘルタ・ベルリン)のゴールで4-0で快勝したイラク戦(横浜)から一夜明けた12日。日本代表は横浜から16日の次戦・シンガポール戦の地・埼玉へ移動。17時過ぎから埼玉スタジアム横のサブグラウンドでトレーニングを行った。
その前に右中足骨骨折の清武弘嗣(ハノーファー)がこの日都内の病院で補強手術を受けるために離脱。右太もも打撲の川又堅碁(名古屋グランパス)も所属クラブに戻って回復を目指すことになった。このため、参加者は24人。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は恒例のミーティングを11分間熱っぽく行ってから練習をスタートさせた。
イラク戦にスタメン出場した本田ら11人がランニングやストレッチなど回復メニューを消化する中、途中出場で1点をもぎ取った原口ら控え組は負荷を上げたランニング、5人1組でのスピーディーなパス回し、5対5+フリーマン+GKのゲーム形式、シュート練習とかなり強度の高いメニューを2時間近くこなした。ゲームではフリーマン役の権田修一(FC東京)がチームメート・太田宏介(FC東京)のクロスをヘディングで合わせて得点し、場を大いに盛り上げるシーンがあった。シュート練習では丹羽大輝(ガンバ大阪)や太田が鋭い弾道のゴールを立て続けにゲット。太田は公式戦の時のように飛び上がって派手なガッツポーズをしてみせた。
こうした中、慣れ親しんだ埼玉スタジアムに戻ってきた西川周作(浦和)と原口は特別な感情を抱きつつ、この日の練習を行ったようだ。「まず埼玉でできることが嬉しいですし、今、すごくチームの雰囲気がいいので、頑張りたい」と目下、J1・ファーストステージ制覇に王手をかけている浦和の正守護神が語気を強めれば、アカデミー出身で1年前までこのピッチで戦っていた原口も「一番長くやってきたところなんで、すごくモチベーションが上がる。見える景色が慣れてるし、いいイメージを持ってやれると思う」と前向きにコメントした。浦和のサポーターも数多く訪れるであろう場所で、彼らは揃ってピッチに立ちたいと強く願っているはずだ。
西川の場合は、前日出場した川島永嗣(スタンダール・リエージュ)を含めた4人のGKとのサバイバルに勝ち抜かなければ試合への出場機会は得られない。その厳しさを彼は誰よりもよく分かっている。ただ、イラク戦の川島は飛び出した際、槙野と交錯してあと一歩でピンチを招きそうになるなど、絶好調時のパフォーマンスでないことは確か。ハリルホジッチ監督がこの現状をどう判断するかが気になるところだ。
「イラク戦みたいにピンチがない、シュートがない中で、ああいう連携ミスでやられるのは今後、あるかもしれない。Jでも経験があるけど、なかなか自分のところにボールが来なくて、いきなり大ピンチが来たりすることもある。そこはGKが声を出してチームを落ち着かせることが大事。GKはいい意味でも悪い意味でもゲームメーカーだと思ってるので、GKがしっかりどしっと構えていれば、いいコントロールができると思う」と西川は自分に出番が訪れた時、何をすればいいかを冷静に思い描いている。その平常心は非常に頼もしい。
一方の原口もイラク戦では本職でないトップ下で出場して代表初ゴールを挙げており、本人も新たな役割を前向きに捉えている。
「難しさはやっぱりありましたけど、得点も真ん中から生まれた。よりゴールに近いし、仕掛けやすい。もう少し真ん中でやれる自信がついたらそこも面白いと思いますけど、今はサイドの方が慣れている。景色と言うか、感覚的に、自信があるのはサイドですね」と本人はサイドで勝負したい気持ちをのぞかせつつも、ハリルホジッチ監督の要求に最大限応えていくつもりだ。
指揮官はシュート練習でもボールの受け方や体の置き方、ステップの取り方など事細かく指導するタイプ。そういうディテールにこだわるアプローチを原口も「すごくいい監督だと思う」と好意的に受け止めている。こうした前向きな感触はザックジャパン時代には得られないものだったに違いない。シンガポール戦では仮に短時間の出番だったとしても、1日の欧州組合宿から積み重ねてきたものをしっかりと出し、チームの勝利に貢献したいものだ。
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By 元川悦子