16日にロシア・ワールドカップのアジア2次予選でシンガポール代表と対戦する日本代表は15日、埼玉県内でトレーニングを行った。
練習後の取材に応じたMF香川真司(ドルトムント)は、「引いた相手にはやっぱりどのチームも苦戦してますし、簡単に崩れるとは思ってないので、粘り強く、積極的にトライしたいです」と、引いて守ることも考えられるシンガポールを警戒した。
練習では宇佐美貴史(G大阪)を含む前線4人での関係を積み重ねてきたが、「まあ、ホンマの試合でやり続けて結果残さないとね、そこで。自信は得られないんじゃないかと思います」と、コメントしている。
香川は2011年1月から10番をつけ、2回目のワールドカップ挑戦となる。10番を背負った4年間を振り返り「そうですね、結果としては物足りないです。この責任感であったり、結果って意味ではこの4年でさらに求めていかないといけないし、このままではいけないのはわかってる。それがワールドカップでうまくいかなかった原因でもあるから、今のままじゃダメなのでそこは厳しくやっていきたいと思います」と、納得がいっていないことを明かし、今後に向けて意気込んだ。
また、なでしこジャパンの10番、澤穂希について問われると「いや、もう比較にならないと思いますし、澤さんの実績であったり経験はやっぱり、結果もそうですけど、全然僕との比較にはならないと思うし、僕は僕でやりたい。でも澤さんの存在感とかは自分には全くないものなので、そういう存在になれるようにやっていかなきゃと思います」と答えている。
MF柴崎岳(鹿島)とのプレーには「やっぱり距離感が大事になってくると思うし、岳もどんどん前に出てこれる選手なんで、そういう意味では前への厚みがすごく出てきてるんじゃないかと思うし、僕もさらに前への意識が持てると思う。岳が出てくることで自分もゴール前にどんどん入っていけると思うんで、そこは連携してやっていきたいと思います」と、お互いの良さを出すためにうまく連動したいと話した。