韓国戦に先発した興梠慎三 [写真]=兼子愼一郎
日本代表は5日、EAFF東アジアカップ2015の第2戦で韓国代表と対戦した。
先制された日本は39分に、MF山口蛍の代表初ゴールで同点に追いつく。しかし、後半は互いに決定機を作りながらも得点に結びつけることができず、1-1で引き分けた。
試合後、記者団の取材に応じたFW興梠慎三は「難しかったですね。(浦和)レッズみたいに(ボールを)後ろで回してというのがないし。レッズはあまりロングボールを多用しないけど、今回はロングボールがすごく多かったので、それを収めることができなかった」と所属クラブとの戦術の違いに戸惑ったことを率直に述べている。
一方で、前線の起点となる場面も少なくなかったが、攻撃面については「サイドの選手がけっこう(守備に)下がるからなかなか攻撃ができなかった。上がりも遅くなる。近くに人があまりいなかったというのもあるし、なるべくボールを受けたら一人かわそうというくらいのイメージだった」と振り返り、前線でやや孤立気味にはなったものの、一人でも打開しようと試みていたことを明かした。
なかなかシュートチャンスを作れなかったが、これについては「(選手間の距離が空いて)なかなか近くでプレーできなかった。みんな、守備で疲れてしまっていました。もうちょっと守備であそこまで後ろに下がるんじゃなくて、中途半端で待っているのがあってもよかったと思う。(倉田)秋とかは初スタメンだったから、一生懸命に最後まで引いていたので、そこから上がる力はなかった気がする。ちょっと自分のプレーが出せなかったので悔しいですけどね」と述べ、周りの味方が守備に追われて攻撃につなげられなかったことを反省点として挙げている。
日本は、9日の最終戦で中国代表と対戦する。
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