カンボジア戦に出場した岡崎 [写真]=兼子愼一郎
2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選が3日に行われ、日本代表とカンボジア代表が対戦した。
序盤から攻め続けた日本は28分にMF本田圭佑のミドルシュートで先制し前半を終えると、50分にDF吉田麻也がミドルシュートをゴール左隅に決め加点。61分にはMF香川真司にもゴールが生まれ3-0の勝利を飾っている。
試合後に記者団の取材に応じたFW岡崎慎司は、「前進できたかどうかは分からないけど、とりあえずは勝ったんで、それは一番大きいと思います。ただ、個人的にはそうだけど、チームとしてはまだまだこういう相手との戦い方があると思うし、いい時間帯が多かったので、やっぱり決めるところは決め切ることが大きいかなと思いますけど。よく相手が守ってきたっていうのはありますね。ブロックもしっかりしてたし」と試合を振り返り、チームとして課題が残る内容だったと話した。
香川が得点を挙げた場面では岡崎のプレーがきっかけとなったが、「やっぱりダイレクトでタテパス、速いボールを(山口)蛍からとか、ハセさん(長谷部誠)から受けることが多かったので、自分としてはそれをチャンスにつなげたいです。サイドで起点になって落としたボールをハセさんとかがダイレクトでいいボールを入れてくる。そこに誰かが絡んできて、宇佐美(貴史)とかがシュートを打つのもそうだし、いろんな選手にそういう場面があったと思う」とコメント。
また、「自分のスタイルっていうのはいつも一緒じゃなくて、こういう相手にはこういうプレーができるっていう、そういうものが大事になってくるんで。出来としてはやっぱりよくなかったと思うんですけど、これを続けて、クオリティを徐々に上げていくっていうのが大事だと思います」と個人としての質を高めていきたいと語っている。
そして「(守備を)固められて、何度もある決定機、チャンスを決めるっていうところがこのチームでアジアを戦い抜くのに必要な部分かなっていうのは改めて感じましたね。やっぱりなかなかスペースがないと思うんで。例えばレスターとかだったら、マンチェスター・Cとかそういうチームとやる時には、自分たちがプレーするスペースを守り切るみたいなところがあって。やっぱりそれぞれの戦い方で自分が1トップとして何をしなきゃいけないかっていうところは改めて感じましたね。速いボールでいかに味方とコンビネーションを使っていくかっていう。そういう部分ではよかったところもあるし、悪かったところもあるし、いろいろ試せてよかったと思います」と課題が挙がったことをポジティブに捉えた。
日本代表は、8日にイランの首都テヘランにあるアザディ・スタジアムでアフガニスタン代表と対戦する。
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