15日にトレーニングを行ったGK西川周作 [写真]=兼子愼一郎
日本代表は15日、2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選のカンボジア代表戦(17日)に向けて同国のプノンペン・オリンピックスタジアムでトレーニングを行った。練習後、浦和レッズ所属のGK西川周作が記者団の取材に応じている。
まずは試合会場となるオリンピック・スタジアムの人工芝について質問を受け、「芝がちょっと短いのかなと思ったんですけど、意外とフカフカしていてボールは転がらないですし、GKとして気になるのは、グラウンダーだったりバウンドしてくるボールが素直に転がってこない。ゴムチップがあるのでキュッと止まったりするのは気になるかな。あとはゴムチップの量が多いので、ちょっと目に入ったりとか、バウンドすると跳ね返りがすごいので、そこはちょっと注意しないと」と慣れないピッチでのプレーを警戒。
また、人工芝よりも懸念されているのが、全く蹴ったことのない『DONG LUC』というメーカーの日本では見慣れないベトナム製のボールだ。西川は「Jリーグで使っているボールとかナイキのボールよりは重いかなって感覚で、意外とブレるボールなので、そこも注意していかないといけないなと思います」と普段使っているボールとは感覚が違うことを明かしている。
それでも、「どういう環境でも普通にやっていかなければいけないですし、与えられた環境でベストを尽くすことが使命だと思うので、無失点で日本に帰れるように明日もいい準備をしたいなと思います」と前向きに捉えた。
12日に行われたシンガポール戦を無失点に抑えたことで、西川はワールドカップ予選での連続完封試合を「4」に伸ばし、最多記録まであと「1」と迫った。「そういう記録があるのであれば、並ぶのではなく超えていきたいですし、一つひとつやった結果、超えられたらベスト。偉大な先輩たちの記録を超えられるチャンスなのであれば、次も完封で日本に帰りたいなと。明後日の試合、しっかり戦って勝つことができれば、ホームの埼スタ(埼玉スタジアム2002)で2試合できるので、今シーズン最後の代表活動ですし、いい形で終わりたいなと思います」と、記録に並ぶだけでなく超えるためにも、カンボジア戦の完封を誓っている。
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By サッカーキング編集部
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