日本代表は29日に行われた2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選でシリア代表を5-0で下した。
この日のゲームを完封で抑えた日本は、これで2次予選全8試合を無失点で終え、首位で最終予選へ進むこととなった。24日のアフガニスタン戦に続きフル出場で勝利に貢献したDF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)は、「僕を含むDF陣にとって(無失点は)とてもうれしいこと。僕らはよくやったと思います」と結果を喜びつつ、「今日の試合に関しては満足していないです」と試合内容については厳しいコメント。
その理由として、「後半に関してはほとんど評価するところは少ないですね。無失点で抑えたところだけだと思う。ラインコントロールも、リスクマネジメント、カウンターの守備に対しても、あまりに雑な部分が多く、僕も含めてイージーなミスが多かった」と振り返り、「(今後は)対戦相手のレベルは全く違ってくる。もし今日見たいなチャンスを相手に与えたら大きな問題になると思います」と最終予選に向けて修正が必要だと述べた。
さらに吉田は、「それを終わって話すんじゃなくて、ピッチの中で修正しないと」と、ゲームの中でマネージメントすることが重要だと主張。
「今は作り上げている状況なので、自分たちで課題を見出して、それを克服して新しい物を作り上げていくことが大事になってくる。1試合1試合で一喜一憂せず、2年後のW杯を意識して作り上げていかないといけないので、満足することはないと思います」と続け、最終予選のさらに先を見据えた。