コロンビア戦に先発した矢島慎也(中央左)[写真]=兼子愼一郎
リオデジャネイロ・オリンピック日本代表は7日(日本時間8日)に行われたグループステージ第2節でコロンビアと対戦し、2-2の引き分けで終了。勝ち点「1」にとどまったものの、決勝トーナメント進出へ望みを繋いだ。
先発出場したMF矢島慎也は62分までプレー。チャンスもあったが、ノーゴールに終わり、試合後に「決め切れなかったのが悔しい」と語った。
日本は前半からチャンスを作っていたものの、それを活かすことができずスコアレスで折り返した。矢島も前半11分に迎えたチャンスで、ペナルティエリア内にいたFW興梠慎三(浦和レッズ)の落としから、「コンパクトに振れて狙い通りだった」という左足シュートを放ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。「けっこう相手GKの反応が想像よりも良かった」と振り返ると、「あそこを決めれる選手にはなりたいです。最後は決める決めないのところになってくる。そこで自分の能力の低さが出たかなと思います」と決定機逸を悔やんだ。
後半序盤もペースを握った日本だったが、後半59分に先制点を献上。すると矢島は62分で南野拓実と交代となり、ピッチを後にした。「やっぱり自分のところで決めれなかったっていうのが前半、後半もあったけど、そこが一番悔しかった」という矢島だが、残りはチームメイトに託した。
日本はその後2点ビハインドとされた直後、67分にFW浅野拓磨(アーセナル)、74分にMF中島翔哉(FC東京)がゴールを奪い、2-2の引き分けに持ち込んだ。ベンチで試合の行方を見守っていた矢島は「後半失点して交代したけど、追い付いてくれたチームに感謝したい」と望みを繋いでくれた仲間への感謝を口にすると、「次また決めきれるチャンスが巡ってくると思うので、ここで下を向かずに次の準備をしないといけない」と次の試合へと切り替えた。
日本は10日(日本時間11日)にグループ最終節でスウェーデンと対戦する。「もう次の試合次第だと思う。自分たちは勝つしかない」と矢島は力強く語った。
By サッカーキング編集部
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