UAE戦で先発出場を果たした大島僚太。デビュー戦から一夜明け、心境を明かした [写真]=兼子愼一郎
日本代表は9月1日、2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選第1戦でUAE(アラブ首長国連邦)代表と対戦。ホームでの初戦で先制に成功したが、1-2と痛恨の逆転負けを喫した。
同試合の先発メンバーに名を連ね、A代表デビューを果たしたMF大島僚太(川崎フロンターレ)が、敗戦から一夜明けた2日に心境を明かした。
パスミスを遠因に与えたFKで同点弾を許し、逆転ゴールとなるPKにつながるファウルをしてしまった大島。2失点に絡む“ほろ苦デビュー”から一夜明けた2日のトレーニングでは、開始前にFW本田圭佑(ミラン)と会話をする一幕があった。
「攻め方であったり、『どうだった?』っていう僕自身の心境であったりとかは聞かれました」という大島。「緊張はそんなにしていたつもりはなかったですけど、実際にプレーしてみるとやっぱり“感覚が多少違ったかな”というところはあったので、そこは話しました」と、本田にプレーの感想を明かした。
すると「それが緊張だし、そう感じない方が逆におかしいから」と本田から伝えられたという。代表の先輩との会話を経て、大島は敗戦の悔しさを滲ませた。
「結果が出なかったので、悔しい気持ちは変わらないですし、(試合に)出た以上、結果は出さなきゃいけなかったなというふうには捉えています」
本田と話したという“攻め方”については「人それぞれに考え方があって、“もっと真ん中から崩せる”というところだったり、“もう少しサイドから”というところだったり。使い分けができれば良かったなと思います。そういう意味では、僕がボランチなので使い分けができるように全体を見ることができるようにならないといけないなとは思いました」と、向上を誓っている。
UAE戦後にチームメイトと連係面の意見交換をする時間はなかったようだが、6日の第2戦・タイ代表戦までに「コンディションを整えて、そういうズレていた部分であったりとか、お互い要求するところはして、練習に取り組んでいきたいなと思います」と言う大島。1試合を経験したことで、次はまた新たな気持ちで臨めるかと問われると「まあ、もう少し、なんて言うんですかね。“全体を見れれば”っていうのはありますし、そういうところを心がけていきたいなとは思います」と、より広い視野を持ってピッチに立つことを課題に挙げていた。
By サッカーキング編集部
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