3日にトレーニングを行ったGK川島永嗣(中央) [写真]=JFA
日本代表は2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選の2試合に向けて、2日から埼玉県内で合宿をスタート。すでに帰国してチームに合流している、メスに所属するGK川島永嗣が今の思いを語った。
6月に行われたキリンカップサッカー2016以来の代表復帰を果たした川島。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は代表メンバー発表会見で「リーダーの一人として良いスピリットをもたらして、チームの押し上げ役を担ってほしいと期待している」とコメント。これを受けてか、川島は「監督から今回呼ばれたことに関してメッセージをもらったので、自分はそれを受けてしっかりとこのキャンプを含めてやっていきたいなと思います」と、ピッチ内外で監督の期待に応えたいと口にした。
今夏メスに加入した川島だが、ここまでリーグ戦8試合全てでベンチ外が続いている。「メンバーにはなかなか入れてないので、自分にとって難しい状況ではあるとは思います。ただ、試合もできるだけリザーブチームに行ってやったりとか、この状況を分かって契約している。自分にとって本当にヨーロッパの中でも大きいリーグでのチャレンジですし、1日1日、日本人のGKとしてどこまでやれるのかというのを突き詰めていきたい」と、前向きに取り組んでいると明かした。
ハリルホジッチ監督だけでなく、主将を務めるMF長谷部誠も川島について「彼の存在感には、個人的に非常に期待している」とコメント。川島本人は「特別に意識することはないですけど、長く代表でやらせてもらっている中で、色んな経験をさせてもらったし、経験があるからこそできることもある。ただ、今大切なのはチーム全体が、1人1人が本当に自信を持って戦うことだと思うし、1人1人が輝きを取り戻していくことが一番だと思う。この2試合に向けてチーム全体が生き生きとプレーできるように、チーム全体で押し上げていきたいと思います」と、これまでの経験を生かしてチームに貢献したいと強調した。
日本代表は6日にイラクをホームに迎え、同11日にグループ首位のオーストラリアと敵地で対戦する。
By サッカーキング編集部
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