日本サッカー協会(JFA)は4日、キリンチャレンジカップ2016と2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の計2試合に臨む日本代表メンバー25名を発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が選出した25名のメンバーリストには、FW大迫勇也(ケルン)の名も含まれていた。同選手は2015年6月以来、約1年4カ月ぶりの代表復帰を果たした。
今シーズン、ブンデスリーガ第9節終了時点で全9試合に出場(先発は8試合)して2ゴール2アシストを記録している大迫。複数のPK奪取を含め、前線の一角として存在感を示している。ハリルホジッチ監督は大迫の招集について「(選出は)ロジカルだと思う。ここ最近は試合に出ている。彼と競争させたいのは武藤(嘉紀)だが、彼は今、ケガをしている。我々のリストに(大迫は)常に入っていた」とコメント。今シーズン開幕後の好調ぶりに言及し、以下のように続けた。
「昨シーズンはプレーの回数が少なく、プレーしないこともあった。クラブでのポジションが代表と違うということもあった。今もFWの少し後ろでプレーしている。我々と同じオーガナイズではない。役割が少し違う」
「我々が探しているのはより(多くの)得点を取れる選手。オカ(岡崎慎司)、浅野(拓磨)、オーストラリア戦では本田(圭佑)がFWをやった。できるだけ、良いソリューションを探しているところだ。特に得点率を高めるというところで」
そしてハリルホジッチ監督は大迫の持ち味について「アドバンテージは他の選手よりも力が強いこと。今までとは異なるタイプのプレーが期待できる」と話していた。
日本代表は11日、カシマスタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2016でオマーン代表と対戦。そして15日には埼玉スタジアムにて、W杯アジア最終予選第5節のサウジアラビア戦に臨む。
まずはオマーン代表戦、慣れ親しんだカシマスタジアム(前所属は鹿島アントラーズ)のピッチで躍動する大迫の姿を見ることができるだろうか。ケルンで充実の時を過ごすストライカーのプレーに注目だ。