日本代表は15日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選の第5戦でサウジアラビア代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。
日本は前半終了間際の45分、相手選手のハンドで得たPKを清武弘嗣(セビージャ)がゴール左下に決めて先制。後半に入って80分に原口元気(ヘルタ・ベルリン)が追加点を挙げると、90分に失点を喫したものの、2-1で年内ラストマッチを白星で飾った。
11日のキリンチャレンジカップ2016・オマーン代表戦に続いて先発出場したFW大迫勇也(ケルン)は、「ホッとしてます」と一言。「やっぱ点数取りたかったんですけどなかなか取ることができず、その分ほかのプレーでチームを助けようと思いました。最低限のことをしただけですので、やっぱり点が取りたかった」と再三にわたってチャンスを演出しながらも、無得点に終わったことを悔やんだ。
この日は大迫だけでなく、FW久保裕也(ヤング・ボーイズ)も日本代表初スタメンを飾った。これまでの“常連メンバー”ではない選手たちが増えたことについて、「やっぱり若い僕らがもっともっとやらないといけないと思いますし、これからさらに個人の能力を上げてもっともっと強い日本代表を作りたい」と今後のチーム内競争を見据えながら力強く語った。
得失点差では下回るものの、これで勝ち点は10となりサウジアラビアと並んだ。残りの5試合に向けて「やっと振り出しに戻った感じなので、まず首位に立って、しっかり予選突破してワールドカップいけるように頑張ります」と6大会連続のW杯出場へ意気込んだ。