勝利を喜ぶGK川島永嗣 [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の第6戦が23日に行われ、日本代表は敵地でUAE(アラブ首長国連邦)代表を2-0で下した。
日本は14分、酒井宏樹からのスルーパスでエリア内右に抜け出した久保裕也が右足のシュートを蹴り込み、先制に成功。その後はピンチを迎えるシーンもあったがGK川島永嗣の好セーブなどで凌ぐと、51分に今野泰幸が貴重な追加点を挙げ、2-0で勝利を収めた。
この日最大のピンチは20分に訪れた。自陣中盤でボールを奪われると、スルーパスに抜け出したアリ・マブフートがエリア内右でGKと一対一になる。だが、迷いなく飛び出した川島は股下を狙って放たれたシュートをしっかりとブロック。所属するFCメスでは出場機会に恵まれないなか、先発に抜擢された期待にビッグセーブで応えた。
試合後のインタビューに応じた川島は、「本当に集中力を保ってやらないといけないと思っていましたし、本当に結果がすべてだと思っていたので良かったです」と勝利を喜ぶと、20分のシーンについては、「しっかり冷静にコースに入れたので良かったです」と振り返った。
そして、「チームでなかなか出ないなかでも、こうやって応援してもらえるサポーターたちの力が本当に自分の力になっているので、今日の結果を一緒に分かち合えてうれしく思います」とサポートへの感謝を述べた川島は、「今日の勝ち点3は大きい勝ち点3だと思いますけど、まだまだ突破は決まったわけではないので、もう1回気を引き締めていきたいと思います」とコメント。
「新しい選手たちがどんどん結果を残してくれることが今のチームの力になったと思うので、またチームとしてももっともっと成長していきたいと思います。僕たち(ベテラン)もまだまだ負けていられないので、そういう切磋琢磨がまたチームを強くしてくんだと思います」と、結果を残した久保ら若手に負けずに競争していくことがチームの成長につながると主張した。
勝ち点3を加えてグループ2位の座を守った日本。次戦は28日、ホームでタイ代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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