タイ戦に出場した吉田麻也 [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選第7戦が28日に行われ、日本代表はタイ代表に4-0で快勝した。
開始8分に香川真司のゴールで先制した日本は19分に岡崎慎司のゴールで加点。その後はタイの積極的なプレスに苦しめられる場面も多かったが、57分に久保裕也が3点目を決めると、83分にはセットプレーから吉田麻也が4点目をマーク。直後に迎えたPKをGK川島永嗣がストップするなど守備陣も踏ん張り、完封勝利を収めた。
試合後のインタビューに応じた吉田は、「はっきり言って課題が多い試合」と述べた上で、「4点取って勝てたことは非常に大きいですし、予選を通して良いときも悪いときもあると思うので、とにかく勝ち点を積み重ねていくことが一番大事。とりあえずそこに関してはよかったと思います」と、優先すべきは結果だと主張した。
ケガで離脱した長谷部誠に代わり、この2連戦ではキャプテンマークを巻いてプレーした吉田。「いろんな選手が点を取っていくことでほかの選手も刺激になりますし、全体が活性化するのでそれはウェルカムです」とチーム内競争をポジティブに捉え、「僕自身は失点を減らして無失点を続けていく」と個人的な目標を口にした。
そして自身が挙げた貴重な4点目については「いいボールが来たので決められてよかったです」と振り返りつつ、「なによりも川島選手がPKを止めてくれたのが一番大きかったと思いますし、この2試合でそんなにピンチが多かったわけではないですけど、本当に肝心なところで流れを引き寄せてくれたなと思います」と、2試合連続でゴールマウスを守った川島の活躍を称えた。
日本は6月7日にキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦。その後、同13日に敵地でイラク代表との最終予選第8戦に臨む。吉田は、「各々が自分のチームで試合に出れるように努力して、コンディション整えていくしかないと思います」と今後の戦いを見据えた。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト