FIFA U-20ワールドカップ韓国2017を控えるU-20日本代表は12日、ヤマハスタジアムでジュビロ磐田との30分×2本のトレーニングマッチを行った。
1本目は小川航基(ジュビロ磐田)の決勝点で、U-20日本代表が1-0で完封勝利。大きくメンバーを入れ替えた2本目はスコアレスドローに終わっている。
試合後、1本目で決勝点をマークした小川がインタビューに応じている。
「自分の持ち味はゴール前で動きを止めないことだと思いますし、それが出たゴールだった」とゴールシーンを振り返り、2トップを組んだ久保建英(FC東京U-18)との連携面については「タケが落ちるタイプなんで、自分が早く抜け出して違った動きを意識した」ことを明かし、「手応えは間違いなくあります。けど、コミュニケーションを取れば、どんどん良くなると思う」とさらなる向上を目標に掲げた。
このトレーニングマッチ中、小川は「不思議な感覚」に襲われたという。というのも、自らが所属する磐田との対戦だったからだ。試合後、この日ばかりは‟敵将”となった名波浩監督から「『よく詰めていた、素晴らしかった』と言われました」と称賛の声を掛けられた。その名波監督から、本大会では「1試合1得点以上、シュート5本以上」がタスクとして課されている。「それを聞いて『やってやろう』と思いましたし、毎試合2点、3点ぶち込みたいなと思います」と力強く宣言した。
次戦は15日、U-20ホンジュラス代表との本大会前、最後のテストマッチに臨む。「そこが本当に大きな大きな最後の試合というか、そこで自分が結果を残すか、残せないか。チームの勝利というのが間違いなく一番大事になってきますし、その中で個人の結果がついてくると思っているので、しっかりとコミュニケーション取って、無駄にしない良い内容で、いい結果がついてくるように頑張りたいなと思います」と意気込んだ。