ゴールを喜ぶ堂安律(奥) [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA U-20ワールドカップ韓国2017 グループD第3節が27日に行われ、U-20日本代表とU-20イタリア代表が対戦した。
4カ国ずつが6組に分かれて戦っている同大会のグループステージ。上位2チームに加え、3位の中から成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントへ駒を進めることとなる。
日本は勝利、もしくは2点以上を奪っての引き分けなら決勝トーナメント進出が決定し、敗れた場合は他グループの結果次第という状況。一方のイタリアは引き分け以上ならグループステージ突破が決まる。
日本の先発メンバーにはGK小島亨介、DF初瀬亮、冨安健洋、中山雄太、杉岡大暉、MF市丸瑞希、原輝綺、堂安律、遠藤渓太、FW岩崎悠人、田川亨介の11名が名を連ねた。
試合は早い時間に動く。3分、浮き玉のパスで左サイドの裏に抜け出したアンドレア・ファビッリが鋭いボールを蹴り込むと、ゴール前に入ったリッカルド・オルソリーニがダイレクトで合わせ、イタリアが先制に成功した。
さらに直後の7分、右サイドでFKを得たイタリアは、フランチェスコ・カッサータがゴール前ではなくペナルティエリア内右に柔らかいパスを出す。このボールに反応したジュゼッペ・パニコが右足のシュートをゴール左に流し込み、リードが2点に広がった。
早い時間に2失点を喫した日本だが、その後は落ち着きを取り戻し、ボールを保持する時間が長くなる。そして迎えた22分、左サイドの遠藤が右足でゴール方向へ向かうクロスを供給すると、フリーで抜け出した堂安がダイレクトで合わせ、1点を返した。
同点ゴールを狙う日本は41分、エリア手前右でパスを受けた市丸が左足ミドルを放つ。低い弾道のシュートは枠の右下を捉えたが、ここはGKのセーブに阻まれた。前半はこのまま2-1で折り返す。
後半立ち上がりの50分、日本はエリア手前右の堂安がドリブルを仕掛け、3人のDFをかわしながらゴール前に侵入。左足で狙ったシュートがDFに当たりながらゴールへ転がり込み、試合は振り出しに戻った。
その後は互いに失点をしないために慎重な試合運びとなり、なかなか決定機が生まれないまま時間が進む。結局スコアが動かないままタイムアップを迎え、試合は2-2の引き分けに終わった。
この結果、イタリアは2位で決勝トーナメントへの進出が決定。また、3位となった日本も、すでに最終節を終えているA組3位のアルゼンチン、B組3位のドイツの成績を上回ったため、グループステージ突破が決まった。
日本は決勝トーナメント1回戦でU-20ベネズエラ代表、もしくはU-20イングランド代表と対戦する。
【スコア】
U-20日本代表 2-2 U-20イタリア代表
【得点者】
0-1 3分 リッカルド・オルソリーニ(イタリア)
0-2 7分 ジュゼッペ・パニコ(イタリア)
1-2 22分 堂安律(日本)
2-2 50分 堂安律(日本)
By サッカーキング編集部
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