日本代表に合流した三浦弦太 [写真]=野口岳彦
「自分のためだけにという試合ではない」
日本代表に初招集された22歳のDF三浦弦太(ガンバ大阪)はこう語る。
国内組11名が合流した日本代表は5日、7日に迫ったキリンチャレンジカップ2017・シリア代表戦(東京スタジアム)、13日の2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選・イラク代表戦(テヘラン)に向けて、都内でトレーニングを実施。前日のジュビロ磐田戦でフル出場を果たした三浦は同僚の倉田秋や井手口陽介らとともに、ランニング中心のメニューをこなした。
初の日本代表は、やはり「緊張した」と明かしたが、「期間がそんなに長いわけではないので、自分をどんどんアピールすることもそうですし、しっかり吸収したいなと思います」と意欲を見せる。
「日本代表に入っただけでは意味がない。今後ずっと入っていけるよう、アピールすることが大事」と誓った一方、あくまでも「日本がワールドカップに出るため」と最大の目標をきっちりと心得ている。「熱い人」というイメージを受けたヴァイッド・ハリルホジッチ監督から練習前に熱弁があったことも明かし、「ワールドカップというところに、自分も絡んでいるんだという意識はより強く持てた」と語った。
センターバックのポジションには、日本代表で不動の地位を確立しつつある吉田麻也(サウサンプトン)、同じJリーグ勢の昌子源(鹿島アントラーズ)、槙野智章(浦和レッズ)らが定位置を争うライバルとなる。
「自分がガンバでやってきたプレーを評価してもらって入れてもらえていると思うので、それをどんどん出していきたい」
移籍1年目の今シーズン、レギュラーの座を掴み“堅守復活”で、G大阪の躍進を支えている三浦。「自分が武器としている対人やフィードはガンバでも出せている」。今度はサムライブルーのユニフォームを身にまとい、そのパフォーマンスを日本代表のために発揮する時だ。
文=三島大輔
By 三島大輔
サッカーキング編集部