吉田麻也はドロー決着を悔やんだ [写真]=Getty Images
敵地で行なわれたイラク代表との一戦には、中盤に遠藤航と井手口陽介を起用するなど、フレッシュな面々がスタメンに名を連ねた。最終ラインでこの日も先発した吉田麻也は「代表キャップ数が少ない選手もいて、難しい試合になると思っていましたが上手く入れていた」と振り返る。それだけに追いつかれてのドロー決着は「もったいない」と悔やんだ。
日本は立ち上がりの8分、本田圭佑のCKから大迫勇也が頭で合わせて先制に成功したが、後半に入りイラクが徐々に優勢の展開となると、72分に失点を喫してしまう。その失点シーン、GK川島永嗣と吉田がお見合いの形となってしまい、相手選手にルーズボールを蹴り込まれてしまった。「最初の時点で引きすぎてしまって、そこで我慢できるかどうかが大事だったんですけど……。我慢できなかったですね」と振り返る。その後は決定機を招くことはなかったものの、日本もチャンスを作れず1-1でタイムアップ。「確実に僕らのほうが(後半に体力が)落ちましたね。彼らも落ちましたけど、非常にこういう土地での戦いに慣れていたので、プレースピード、ゲームの運び方も余力を残しつつ時間稼ぎもして上手くやっていた。僕らは逆に受け身になっていたと思います」とイラク戦を総括した。
勝ち点3を取ることはできなかったが、「勝ち点1差でリードしている」状況は変わらない。8月31日にはホームで3位のオーストラリア代表、9月5日にはアウェイで2位のサウジアラビア代表とW杯出場を懸けて上位陣と激突する。「非常にタフな試合になると思いますが、こうなった以上は変えられないので、8月、9月のシリーズにしっかり活用するだけです」とイラク戦での反省点を反映していくことを誓った。
By サッカーキング編集部
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