2018 FIFAワールドカップロシア大会への出場を決めた日本代表。オーストラリア相手にW杯予選で初勝利を挙げ、残す試合は現在Bグループ2位につけるサウジアラビア戦のみとなっている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がその前日会見に臨んだ。
過去にサウジアラビアのアルイテハドで指揮をとっていたハリルホジッチ監督は「本当にサウジアラビアの方々にはよく受け入れてもらって感謝しています。何年か前にサウジで指揮をとったことがあって、数カ月間しかいなかったんですけどね。アルイテハドの関係者にはこの場を借りて感謝を伝えたいです」と久しぶりの訪問に喜びを表した。
フランクフルト所属のMF長谷部誠やドルトムントのMF香川真司など海外組が相次いで負傷離脱している状況には「もちろん我々には長谷部、香川が必要でした。ただ、彼ら以外にもここ何試合かケガ持ちの選手をずっと抱えていた状態でした。そして、A代表に取って、より良いパフォーマンスが整った人をこれまでも選んできたつもりです。そして明日も同じ状況です。私は今のグループに本当に信頼を置いています。なので明日プレーするであろう選手たちはしっかり応えてくれると思います」と、代役選手への期待を口にした。
すでに本大会出場を決め、消化試合という位置付けになるサウジアラビア戦だが「この試合は特別というか、すでに成功した後の試合になるわけですが、オーストラリア戦の後、何人かの選手は非常に疲労していました。まだどのチームで臨むかは決めたわけではないが、オーストラリア戦ではあれだけのパフォーマンスをした。朝も話したが絶対に気を緩めるなと、さらに高い気持ちを持ってプレーするぞといった。フランス代表もルクセンブルクという小国に対して、驚きの結果が出たわけですね。やはりワールドカップ最終予選はどんな試合でも小さなゲームはない。しかも今回は相手のホームでクオリチィが最も高いチーム。ほんとに本大会に野心を持って戦いたければ、野心を持って乗り越えていかないといけないということです」とハリルホジッチ監督は意気込みを語った。
FW杉本健勇をはじめとする新戦力の出場はあるのか、サウジアラビア戦のスターティングメンバーにも注目が集まる。