16日の北朝鮮戦に向けて調整を行った
AFC U-23選手権に出場中のU-21日本代表は15日、グループリーグ最終戦の朝鮮民主主義人民共和国代表戦に向けて最終調整を行った。宿舎で別メニュー調整となったDF板倉滉(川崎フロンターレ→ベガルタ仙台)を除く、22名がグラウンドで体を動かした。
ランニングや2人組でのパス交換でウォーミングアップを済ませると、11対11でポジショニングや戦術を入念にチェック。最後はセットプレーの確認をして練習を終えた。
すでに決勝トーナメント進出を決めている日本は、第2戦のタイ戦から先発を総入れ替えして臨む可能性が高い。この日の練習、ビブス着用組は[3-4-2-1]の布陣で、GK波多野豪(FC東京)、最終ラインは古賀太陽(柏レイソル)、庄司朋乃也(ツエーゲン金沢)、柳貴博(FC東京)が並び、ダブルボランチは伊藤洋輝(ジュビロ磐田U-18)、森島司(サンフレッチェ広島)、ウイングバックに浦田樹(ギラヴァンツ北九州)、長沼洋一(FC岐阜)、2シャドーには旗手怜央(順天堂大学)、三好康児(川崎フロンターレ→北海道コンサドーレ札幌)、1トップに小松蓮(産業能率大学)が入った。
日本は引き分け以上で首位通過が確定。対する北朝鮮はグループリーグ突破のためには勝ち点1以上が必要となるため、森保一監督は「簡単な試合にはならないだろう」と予想する。
「一戦一戦、勝利を目指して戦って行く。最低でも勝ち点1をつかみ取って1位突破できるように、気持ちの部分でもしっかりと準備していきたい」
とはいえ、すでにグループリーグ突破を決めていることで「トライができる」ことも事実だ。大会前から「より多くの試合を勝ち取っていけば、より多くの選手にプレーしてもらえるチャンスが増える。それをみんなでつかみ取っていこう」と選手たちに伝えてきた森保監督は、メンバーの大幅変更を示唆。ただ、「ご褒美で試合に出場させることはない」と強調する。
「自分たちで(出場機会を)つかみ取ることを忘れてはいけない、と選手たちには言いました。明日の試合で勝つために、戦える選手を選んで試合に臨むこと。そこは一人ひとりが肝に命じてやってほしいと伝えました。これまで出場機会がなかった選手や初スタメンの選手がいますけど、まずは自分たちが持っているものを見せてほしい。思い切ってプレーしてほしいです」
チームのベースアップを図りつつ、森保ジャパンが3連勝での首位通過を狙う。
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By サッカーキング編集部
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