“西野ジャパン”を知る前園真聖氏がエール「マイアミの奇跡のような快挙を」

　日本サッカー協会（JFA）は9日、日本代表を率いていたヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任並びに、西野朗氏の新監督就任を発表した。これを受け、元日本代表MF前園真聖氏がブログ（https://lineblog.me/maezonomasakiyo/）を更新し、自身の考えを明かした。

　前園氏は、「このタイミングでのハリルホジッチ監督の解任には驚きました」と、ロシア・ワールドカップ開幕を2カ月後に控えた時期での監督交代に衝撃を受けた様子。そして「厳しめに」言葉を続けた。

「僕は解任を決断したタイミングは遅かったと思っています。最終予選の初戦からぎくしゃくした雰囲気は感じていましたし、協会としても模索していたのにも関わらず、解任という重大な決断をここまで後回しにしたことは驚きとともに残念です」

　ただ、後任の西野監督には「コミュニケーションという面で解決できる」と期待を寄せる。

「W杯までの短い期間でどこまで立て直せるのか、そして本当に今だったのかということは試合の結果でしか証明できないと思うので、頑張ってもらいたいと思っています。2カ月という短い期間ではありますが、チームをまとめるという意味でも、ハリルホジッチ前監督ではできなかった選手とのコミュニケーションという面では、同じ日本人である西野新監督になることで解決できるので、期待したいです」

　前園氏は1996年のアトランタ・オリンピックで、西野監督率いるU－23日本代表のキャプテンとしてプレー。同監督のもと、“マイアミの奇跡”と呼ばれるブラジル戦での勝利をもたらした。

「西野監督は選手とのコミュニケーションを大事にして、選手の特徴や良さを一番引き出してくれる監督だと思っています」と日本代表新監督の長所を知る前園氏は、ロシアでの躍進を信じてエールを送った。

「W杯でも、アトランタ五輪でブラジルに勝ったマイアミの奇跡のような快挙を、西野監督に期待したいと思っています」