西野監督とともにタイトルを獲得してきた遠藤保仁がW杯を展望した(写真は2008年に撮影) [写真]=Getty Images
元日本代表でガンバ大阪に所属する遠藤保仁が12日、日本テレビ系列放送の「サッカーアース」に出演。6月に開幕するロシアW杯について語った。
4月、日本サッカー協会は日本代表の新指揮官として、西野朗氏を任命。約2カ月後に2018FIFAワールドカップ ロシアの本戦を控えての監督交代は物議を醸した。同時に疑問として上がったのは、「新生日本代表がどのようなサッカーを展開するのか?」だった。西野監督は就任会見で、これまでの選手をベースに「最高の化学反応が起こるチーム」を目指すことを強調した。
西野氏がガンバ大阪の監督を務め、共に戦った10年間で遠藤は多くのタイトルを獲得した。チーム初のJ1優勝をはじめ、2008年にはAFCチャンピオンズリーグを制し、アジア王者にも輝いた。司令塔として攻撃陣を牽引した遠藤はまさに、”西野サッカーの申し子”とも言うべき存在だが、当時のスタイルについて遠藤は「打ち合い上等」「“点を獲ってなんぼ”の攻撃サッカー」と表した。
「DFはクリアせずにつなぐ。そのために他の選手はパスコースを作る。だから、西野さんは『走れ!』とか『球際行け!』とかあんま言わないんですよ。それをやるなら、前にボールを運んで前線を厚くする。コンタクトを減らしてポゼッションを上げることを重視していました」
アジア王者として出場したFIFAクラブワールドカップ2008では、準決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。ヨーロッパ王者を相手に先制を許す苦しい展開の中、臆することなく真っ向勝負の打ち合いを挑んだ。結果は敗戦となるも、3-5というスコアは、強烈なインパクトを残した。「3点獲られても4点獲る――」超攻撃的な西野采配は遠藤自身も「理解するのに3年くらいかかった」という。
ハメス、ファルカオは「人数を割いて孤立させろ」
6月19日、いよいよ日本代表のロシアW杯本戦が幕を上げる。“超攻撃サッカー”で名を馳せた西野監督だが、予選で相対するのは超強力な攻撃陣を擁する3チーム(コロンビア、セネガル、ポーランド)。本戦を直前に控えての監督交代……、当然、チーム力の底上げを図る時間は残されていない。遠藤も、「この時期の監督交代で守備的な布陣になる可能性が高い」とディフェンス重視の戦術をとることを予想している。
中でも初戦での顔合わせとなるコロンビアは別格だ。ラダメル・ファルカオ(ASモナコ)、ハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)、ファン・クアドラード(ユヴェントス)らトップクラスのアタッカーを揃えている。3月に開催されたフランスとの親善試合では、アウェイにもかかわらず、3-2の逆転勝利を収めている。
「コロンビアはつかみどころが難しい。テクニック、強さ、(南米特有の)独特なリズムもある。本当に嫌なチームで攻略が難しいです」
対戦経験がある遠藤も舌を巻くほどの難敵に攻略法はあるのか? 「恐れないこと」が重要と話した。
「ハメスやファルカオをできるだけ孤立させたい。そのために相手のフィールドにたくさん人数を置いて、サイドの位置も高くする。そうすれば、サイドでボールを獲られても守備をしやすくなると思います」
相手の攻撃を恐れてDFラインを下げず、前に比重を置くことでチャンスは生まれるという。そして、それらを実行するために求められるのは、“人に強くてボールをつなげるDF”だ。
「日本代表ではサイドバックとセンターバックが重要。DFラインが相手のフィールドにボールを運べればチャンスになる」
西野ジャパンは独自のスタイルと戦略を確立し、強豪相手に勝ち点を奪えるのか。ロシアW杯初戦は6月19日、4年の時を経て日本代表は再びコロンビアと対戦する。
なお、次回のサッカーアースは5月19日26時25分から「アジアチャンピオンズリーグ特集」を放送予定となっている。
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By サッカーキング編集部
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