コロンビア戦に先発した日本代表 [写真]=Getty Images
日本代表は19日、2018 FIFA ワールドカップ ロシア、グループステージ第1戦でコロンビア代表と対戦。6分にカルロス・サンチェスが香川真司のシュートを手でブロックしたことで退場に。この反則で得たPKを香川真司が冷静に決めて先制すると、その後は直接FKで同点に追いつかれるも、試合終盤に大迫勇也のヘディング弾で再びリードを奪い、2-1で勝利。ワールドカップで南米勢相手に初白星を上げた。
試合後、サッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞き、試合を振り返ってもらった。
「いきなり相手が退場となり、こんなこと2度と無いようなラッキーな展開になったね。盆と正月が一緒に来たようだよ。これでモノにできなかったら終わりだった。ツキが全部日本に向いたね」
「(途中出場の)ハメス・ロドリゲスのコンディションは良くなく、相手は10人ではなく9人になったような運動量だった。ただ、日本は数的有利になってからの試合運びはバタバタしていたし、コロンビアとのレベル差はまだまだあると感じさせた。でも、勝ちは勝ち。もらった勝ち点を無駄にしてはいけないね」
「ヒーローは大迫。最初のシュートは決めなければいけないけど、結果外したことが相手の退場につながった。攻撃で存在感はあったし、試合終盤の守備でも体を張っていたよ。ただ選手個々人のクオリティという部分では、チーム全体的に全く良くなかった」
「数的有利になったことで、今後の得失点差を考えても、もっと積極的にとどめを刺しに行ってほしかった。西野監督はアトランタ・オリンピックの時に2勝してもグループステージを突破できなかった経験がある。それを乗り越えないといけない。もう1勝しないと突破できないかもしれない。そのためにも状況を考えても得点はもっとほしかった」
「勝利で選手やチームが浮かれないことを願っているが、それは見ている側も同じ。次に勝つことで初めて喜べる。まだ何も得ていないからだ。浮かれるのではなく、少しリラックスしたくらいの気持ちで次に臨んでほしい」
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