酒井宏樹が行ったマネ対策とは [写真]=Getty Images
日本代表DF酒井宏樹は25日、2018 FIFA ワールドカップ ロシア、グループステージ第2戦のセネガル戦を振り返り、サディオ・マネとのマッチアップについて語った。
2-2のドローに終わった試合後、選手たちは口を揃えて「勝てたゲームだった」と悔しさを吐露した。それでも、2度のビハインドから同点に追いついたことで勝ち点1を獲得。次戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定する。コロンビア戦に続きフル出場した酒井は、相手のエース、マネとマッチアップ。前半にこぼれ球を押し込まれ得点を許したが、その後は粘り強い守備で決定機を与えなかった。
マネとのマッチアップを振り返り酒井は、対決前の分析について明かした。
「今の世の中にはアプリがあるので(笑) 彼の動作が全て詰まっている。癖だったり、どういうドリブルをしてくれるのか、ゴール前だったら、ゴールから遠い位置だったら、ダイブはしてくるのか。そういうのを全て考えて、対策を練っていました」
市場に流通する一般的なアプリではなく、専門的なものだというが、その対策は見事にハマり、酒井は互角以上のパフォーマンスを披露した。
さらに、セネガル戦ではスカウティングでも力を発揮した。セネガルは初戦のポーランド戦、4-4-2で試合に臨むと、途中でフォーメーションを変えるなど、臨機応変な戦いを見せていた。そして、日本戦ではマネを左サイドに配置した4-3-3を採用してきた。それでも、日本は事前のスカウティングから予想できていたと酒井は話す。
「スカウティングに関しては(セネガルのフォーメーションは)4-1-4-1が有力だったので、そこはスカウティング陣を褒めたい(笑)。この可能性が高いんじゃないかという感じは全て出ていて、試合前のメンバー発表を見てもこれだという選手が入ってた」
勝利を手にすることはできなかったが、的確な対策は大きな勝ち点1を導いた。日本は次戦28日、ポーランド代表と対戦し、引き分け以上で2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決定する。
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By サッカーキング編集部
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