宮代大聖は後半から出場して奮闘したものの、結果にはつながらなかった [写真]=佐藤博之
AFC U-19選手権インドネシア2018に出場していたU-19日本代表は1日に行われた準決勝でU-19サウジアラビア代表に0-2で敗れ、大会連覇とはならなかった。
試合後、後半開始から投入されたFW宮代大聖(川崎フロンターレU-18)は、「前線で起点を作ってコントロールしてほしいと言われて入りました。試合開始前に自分たちもやることは整理して入ったんですけど、入りが悪く、自分も流れを変えるために入ったんですが、うまく変えられず、悔しいです」と、思いを滲ませつつ、振り返った。
今大会で宮代は全5試合中2試合にフル出場、2試合に途中出場してチームトップの4得点という数字を残した。「4得点決められたのはポジティブに考えています。ゴール前で落ち着いたプレーはできた」と話す一方で「チームという部分では意味が無いので悔いが残る」と言い切った宮代は、「課題は時間を作るところと仕掛けの判断。あとは疲れた中でのプレーの質です。後半終わりになっても同じ質のプレー、いいプレーを続けられるようにしていきたいです」と、改善点を多く口にする。
優勝という目標は道半ばで潰えたが、2019年5月下旬からポーランドで開催されるU-20ワールドカップ出場権は獲得した日本代表。これからまた、本大会へ出場するための選手選考レースが始まる。
宮代は今年4月に高校3年生ながら川崎とプロ契約を締結し、2種登録選手となったが、トップチームでの公式戦出場は無し。現在はU-18でプレーしているが、来季からは現在J1首位に立つ川崎で、ポジションを見つけなければならない。影山雅永U-19日本代表監督はW杯に向け、所属クラブでのプレーを選手たちに求めたが、宮代は「W杯の切符を取ったことで、もう一度挑戦する舞台は作れたと思います。しっかり自分も自チームで試合に出られるよう、試合に出てアピールして、W杯に出られるよう競争に勝っていきたいです」とコメント。今大会得た収穫と反省を糧に、もう一段階上のステージへと歩みを進める。
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By サッカーキング編集部
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