今大会これまで2試合フル出場の東俊希 [写真]=Getty Images
U-20日本代表は2日、FIFA U-20ワールドカップ ポーランド2019決勝トーナメント1回戦の韓国戦に向けて、ルブリンで練習を実施。冒頭の15分以外は非公開で行われた。
1日の練習では万全なフィールドプレイヤーが12人と不安な状況だったが、この日はコンディション不良で別調整が続いていたFW宮代大聖とMF藤本寛也、さらに前日に別調整だったDF鈴木冬一もチームと一緒にスタート。その一方で、前日の練習を欠席したDF三國ケネディエブスは練習場に姿を現したが、個別メニューでの調整となった。
練習開始直前には「シュンキ!」と指揮官の声が飛んだ。影山雅永監督と2人で話をしたDF東俊希は、「攻撃陣にケガ人が増えてきたので、使い方ですね」と説明。このチームではサイドバックを務めてきたが、所属するサンフレッチェ広島ではシャドーなどの攻撃的なポジションでプレーしているため、FW田川亨介とFW斉藤光毅が離脱した攻撃陣のオプションになる可能性があるようだ。
「サンフレッチェでは前の方でやっているので、可能性はあると(言われた)。いろんなポジションでできるのが特徴なので、どんなポジションでもいいプレーができるように準備したい」
高い位置での起用はあくまでも可能性の1つというが、実現すれば広島での経験が生きてくる。「スルーパスやシュート、クロスとか攻撃的な部分でしっかり引っ張れるような『自分がやってやるぞ』というプレーをしたい」
離脱した斉藤光とは仲が良く、「(帰国した)2人の分もしっかり背負って、勝ち進まないといけない」と改めて気合いを入れる。普段のサイドバックでも結果へのこだわりは変わらない。「自分のアシストとか数字がついてきたらチームも勝てると思うので、しっかりクロスでアシストしたり、最後のクオリティを上げていきたい」。どのポジションであれ、勝利へと導く正確な左足に期待だ。
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By 湊昂大