韓国戦の公式会見に出席した影山雅永監督と主将の齊藤未月 [写真]=FIFA via Getty Images
U-20日本代表は2日、FIFA U-20ワールドカップ ポーランド2019決勝トーナメント1回戦の韓国戦に向けて公式会見を行い、影山雅永監督と主将のMF齊藤未月が出席した。
6月4日に行われる決勝トーナメント1回戦は16年ぶりの日韓戦となった。この大会での日韓戦は2003年のUAE大会以来で、当時は日本が延長戦の末に2-1で勝利。今大会で日本は16年前の再現を狙う。
日本にとって高い壁のベスト16。齊藤は、「去年のワールドカップもベスト16でベルギーと対戦して惜しくも敗れてしまって、2年前(のU-20W杯)もベスト16で負けてしまっているのは記憶に新しい」と話し、8大会ぶりのベスト8進出に向けて意気込む。「相手が韓国ということで面白い試合になると思うけど、そこは関係なく自分たちのプレーを意識して、しっかり勝って次のステージに進みたい」
影山監督もノックアウトステージに向けて、「1試合1試合を勝ち上がっていくために全てを注ぐ、そういう作業を第3戦のイタリア戦が終わった瞬間からやっている。持っている力を全て出せるように、できるだけのことを努力してやっていきたい」と力を込めた。
バレンシアに所属するFWイ・カンインら擁する韓国は、初戦で欧州王者のポルトガルに敗れたものの、南アフリカとアルゼンチンに連勝して2位通過を決めた。
日本と同じく“死の組”を突破した韓国について、影山監督は「力強さとテクニックの高さを持ち合わせた選手とチーム」と語り、「この決勝トーナメントに向けて、士気や流れを高いところで保ってると思う」と相手の勢いを警戒。「力的には我々がチャレンジャーとして、何とか挑んでいくという試合になると思う」
「個人的には韓国と戦うのは初めて」という齊藤は、「フィジカル的にも能力的にも韓国は日本より能力が高いんじゃないかと思うところは多い。だからこそJリーグで活躍できる選手も多いと思う」と印象を語り、「白熱した良い試合になる」と日韓戦を見据えた。
日本は中5日で臨む一方、韓国は中3日のため、コンディション面ではアドバンテージがある。影山監督は、「5日の休養をいただいたので、今日のトレーニングでも選手たちは見違えるように軽やかな動きをしていた。まだ1日あるので、さらに良いコンディションを作ることができるんじゃないかなと思う」と期待を込めた。
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By 湊昂大