岡崎慎司はW杯でも日本の“9番”を託されてきたが… [写真]=Getty Images
日本代表は3日、「キリンチャレンジカップ2019」トリニダード・トバゴ戦へ向けて、豊田市内でトレーニングを実施。終了後、岡崎慎司がメディアの取材に応じた。
昨年のロシア・ワールドカップ以来となる日本代表招集だ。記憶に新しい激闘から約1年、岡崎は久々の代表戦を「新しいスタート」と位置付けている。
「今シーズンの結果だったら呼ばれないのが普通と、自分に対して厳しく思っている。ただ、色々な状況下で自分の力を必要だと言ってもらえる部分には全力で応えるのが自分の良さだと思うし、もちろんもっとやれると思っている。ある意味、自分自身チームもない中で、『新しいスタートを切る』というような気持ちでいた中でこういうチャンスをもらえた」
プレミアリーグという世界最高峰の環境に身を置き、迎えた4シーズン目、リーグ戦は21試合に出場するも無得点に終わった。そして、シーズン終了後にはレスター退団が発表された。それでも、岡崎の献身的なプレーや経験は期待を集め、キリンチャレンジカップとコパ・アメリカに出場することとなった。代表チームから離れている間に若い選手が多くなったが、「個人的にはレスターで新しくて若い選手と一緒にやっていく中で、これが普通なのかなと感じながらプレーしていた。『こいつらもっとすごくなっていくんやろうな』と思いながら一緒にプレーしていて。やっぱり日本代表もこれが普通だと思う。色々な世代が交代していくというよりは、実力ある奴が残っていくというか。アジアカップもそう見ていたし。W杯後も“ベテランと若手の融合”というのがすごく強く言われているけど、実力ある者が最終的に残っていくのが日本代表だと思う」と話した。
強い思いは背番号にも表れている。岡崎といえば、長らく“9番”を任されてきたが、キリンチャレンジカップとコパ・アメリカでは“18番”を背負うことが発表された。「なぜ18番なのか?」、そう疑問視するサポーターも多くいただろう。岡崎は「9番は本当に大事なものだと思っている」と前置きし、今後への意気込みを語った。
「もう一度自分がここじゃなくて海外でまた結果を出して、正真正銘の点取り屋として戻って来て、そういう話があれば自信を持って『9番を付けたい』と言えればいい。自分の中では9番に対しての思いがあるので、簡単に付けちゃいけない。そこはこの形で一番良かったなと思います」
並々ならぬ思いとともに、18番を背負う岡崎が新しいスタートを切ろうとしている。
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By サッカーキング編集部
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