2018年9月以来となる代表のピッチで頭でゴールを決めた浅野(写真は2018年9月のコスタリカ代表戦時)[写真]=Getty Images
日本代表は15日、2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選ならびにAFCアジアカップ中国2023予選でタジキスタン代表と対戦し、3-0で勝利した。
南野拓実のゴールで2点を先取して迎えた64分、中島翔哉に代わって左サイドに入ったのが浅野拓磨だった。日本代表のピッチに立ったのは、昨年の9月以来のこと。ケガで、招集辞退が続いた。5日前に6-0で勝利した、ホームでのモンゴル戦では出番が回ってこなかった。だからこそ、代表復帰への思いは誰よりも強かった。
持ち味であるスピードを生かした裏への抜け出しを、左からうかがう。72分に鎌田大地からのパスをダイレクトで中央の南野へ折り返すと、その1分後にも左サイドを抜け出してボールを呼び込む。少しずつだが、確実にゴールへの形を作っていった。そして80分、南野とのワンツーから持ち味を発揮すると、その3分後には酒井宏樹のクロスについに頭で合わせてゴールを決めた。
試合後、感想を聞かれると「久しぶりに代表のピッチに立てたこと、チームの勝利に、ゴールで貢献できたことを素直にうれしく思います」と喜びを噛み締めた浅野。「今、新天地でプレーしていますが、どこでもやるべきことは変わらないと思う。代表のピッチでも変わらない。代表復帰を目指していた分、代表のピッチでゴールできたことが、僕にとってプラスになる。まだまだ課題のほうが多いので頑張りたい」と語った。
完全復活への布石は整った。「僕も一試合でも多く(代表に)貢献したい」。カタールW杯までの道のりはまだ始まったばかりだ。
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By サッカーキング編集部
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