[写真]=Getty Images
キリンチャレンジカップ2019が19日に行われ、日本代表はベネズエラ代表に1-4で敗れた。
FWサロモン・ロンドンのハットトリックを許すなど、前半だけで4失点を喫した。先発出場した原口元気(ハノーファー)は、「経験が少ない選手が多かったなかで、自分たちの想像を超えるような強さやスピードの部分で、後手を踏んでやられたかなと思う」と指摘し、「怖がっているところが見受けられたけど、取りに行かないとボールは取れない」と課題を語った。
「サッカーなんで11人が連動してボールを取りにいかないと取れないし、取りにいくのも誰かひとりが下がったら剥がされるし、そこを全員で行くように意思疎通をしないとボールが取れない。それが前半はできなかった」
アジアと南米の差も痛感させられた。4連勝を飾ったワールドカップ・アジア2次予選では無失点を誇るが、「今までもアジアの戦いでギリギリのところで防いで無失点が続いていたけど、そこで、自分たちよりも能力の高い選手と対面したときにアバウトな守備をしているとやられるなと思った」と話した。
日本代表として経験が浅い選手が多く出場した中、原口はロシア・ワールドカップにも出場した経験豊富な選手。「引っ張りたかったけど、自分自身に力がなかった」とチームをけん引できず、悔しさをにじませた。
「僕も出ていたひとりなので言い訳するつもりもないですし、僕にも責任がある。でも日本代表なので、こんな試合をしていてはいけない。ホームですし、みっともない試合をしてしまった。なんとか挽回しようとしたけど、自分としては情けないし、責任を感じる。下を向いている選手も多かった中で引っ張ろうとしたけど、自分にも力が足りないし、もっとプレーで引っ張れたらいいんだけど、それもできなかった」
後半に入って反撃に転じたが、それも1点どまりで、サポーターからのブーイングも浴びる完敗。「こういう時に何を話しても、誰にも届かないので、説得力はないけど、全員がいい経験にしないといけない」と、この屈辱を糧にすべく気を引き締めた。
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By サッカーキング編集部
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